大江戸四十八手（深い挿入が絶頂へと誘う）

６回目。※週刊ポスト「美女医が詳細解説『大江戸四十八手』の性感講義」を引用しています。
ポストを読まれた方は順番が違うと気づきましたか？
閨房書は禁じている深い挿入なので・・・

６．深い挿入が絶頂へと誘う八手

　燕返つばめがえし　　　鴛鴦＝18.燕返し　　妹背＝18.つばめ返し
　　※

　鳴門なると　　　　　　　鴛鴦＝54.鳴門後ろ取り　　妹背＝なし
　※これは似たものが幾つかあります。向合えば＝抱き地蔵。壁や布団などで背もたれにすれば＝絞り芙蓉など
　　　居茶臼と呼ばれる。茶臼は女性上位、居は座る。即ち、座った男に女性が乗る形です。

　浮橋うきはしのばし　　　　　鴛鴦＝16.浮橋　　妹背＝16.浮橋
　※イラストは座った男に体を伸した女性が乗る様に描かれている。これでは、深い挿入は無理。
　　　上記の鴛鴦などなら可能でしょうからイラストの誤りではないか？

　帆ほかけ茶臼ちゃうす　　　　　鴛鴦＝33.寶舟　　妹背＝33.宝船
　　※雑誌は女性の両足を上げる形になっている。男の股の間に女性の臀部を入れば深い挿入は出来るだろうが
　　　　臀部が邪魔しないかなぁ？名前の帆掛けは当時の舟の形になぞらえてネーミングされた筈。
　　　　当時の舟は舟の中央に１本のマストが立ち、それに帆をかけた構造。両足を上げたらマストが２本！
　　　　５回目に宝舟が登場してますよね・・・
　　　　
　菊一文字　　　　　　鴛鴦＝15.菊一文字　　妹背＝15.菊一文字

　抱き上げ　　　　　鴛鴦＝なし　　妹背＝なし
　　　※押し車の途中！女性の太ももを抱えて抱き上げる前の姿勢でやれってさぁ～♪
　　　　男性がピストン運動しやすい？次に登場する.後ろ櫓や碁盤攻めの様に二人とも立った姿勢なら
　　　　姿勢が安定し、男女共に腰を自由に動かせ深く突くことも出来る。

　後櫓うしろやぐら　　　鴛鴦＝25.後ろ櫓　　妹背＝25.うしろ櫓

　碁盤攻め　　　　鴛鴦＝なし　　妹背＝なし
　　※後ろ櫓と違い、前者は女性が前屈みの前傾姿勢になり不安定になる。床に手を着くと苦しい。
　　　　碁盤の様な台を使い手を着けば、女性は丁度いい角度を保てると言うだけ。
　　　　広い意味で言えば同じ体位。現代では碁盤のある家は少数派でしょう？
　　　　お風呂のバスタブの縁に捕まれば丁度いい加減になる。

６回×８手で４８手です。４８という表現は多いと言う意味を持っていると思う。
何も４８に拘る必要もない。医心方に出て来る三十法（三十手）。
ここでも重複や似通ったものが出て来たから４８はない。

AVは作りもので参考にはならないと一貫して書いて来た。でも、良いところもあるよね！
セックスシーンが２０分もあれば幾つもの体位が出てくる訳です。
毎日１手と一つづつ変えるよりも一回の中で複数をし、その組合わせを毎日変えるのも方法だろう。

今回の最後に出て来た碁盤攻めにしても女性が立って居られなくなれば、床に体を付けると
潰し駒掛けに変化したとも言える。肝心なのは、その時々の状況に応じて対応すること。

体位はどんな方法があるのかを知る手立てであり感じ方はそれぞれ異なる。
全てを鵜呑みにするのではなく、経験からカップル流の４８手があって良いはず。

関連ページ
　女閨訓　色々な方法についての心得　本間
　鴛鴦閨房秘考　　序
　妹背閨房考　「序説」

第５回女性主導