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大江戸四十八手(愛撫で快楽へ)

3回目。※週刊ポスト「美女医が詳細解説『大江戸四十八手』の性感講義」を引用しています。

2.愛撫とともに快楽に導く八手

 仏壇返し   鴛鴦=25.後ろ櫓  妹背=25.うしろ櫓
  ※名前は仏壇返しの方が一般的だと思う。仏壇返しは相撲の決り手「呼戻し」の別名。
    相撲の歴史は知らないが、決り手の名称が整備されたのは記録を取るためだろう。
    そう歴史が長いとは思えない。江戸時代から呼ばれて居たとしてもこの体位が呼戻しになるのか?

 本駒ほんこま駆け     鴛鴦=22.本駒掛け   妹背=22.本駒掛け
 ※厳密に言えば、雑誌のイラストの体位と鴛鴦や妹背の体位は別物。
   大きな違いは女性は手をつき四つん這いの体勢になり腰を自由に使える点。
   雑誌は騎乗位と大差がない。
   「かけ」の漢字を掛と駆の違いがある。前者は「費やす、時間や労力を必要とする」
   後者は「走る。馬に乗って走る。追い立てる。」などの意味を持つどっちが風情があるか?

 窓の月     鴛鴦=なし  妹背=なし
 ※似た雰囲気の名前に「月見茶臼」(月見草)があるが別物。雑誌には下付き女性向きと書かれている?
  男のチン長もないと難しいように思える。

 ひよどり越え      鴛鴦=なし  妹背=なし
   ※大江戸と言うなら「駒掛け」でしょう。菱川師宣の四十八手では「男鹿戯おじかのたわむれ」。
    鴛鴦や妹背には所謂バックは数種類あるが微妙に違う。

 絞り芙蓉ふよう  鴛鴦=67.絞り芙蓉  妹背=続19.絞り芙蓉

 寄り添い     鴛鴦=なし  妹背=なし
  ※上記の「窓の月」と大差ない様に思う。このテーマで言うなら55.いすか取りなど男の両手が空いている。

 手懸け   鴛鴦=なし  妹背=なし
  ※菱川師宣の四十八手にも手懸けはある。図は椅子ではなく丸太に座っているのが
   江戸らしい。中国の宮廷春画にもあるスタイルだが椅子に座っているのが江戸とは違う。

 抱き地蔵    鴛鴦=53.抱き地蔵  妹背=なし



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