愛の四十八手　拾伍、菊一文字(医心方-九法-八浅二深）

15.菊一文字
　　【読み】きくいちもんじ
　　【分類】交差位

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女は仰向けになり両足を大きく拡げる。
男はＴ字を作るように体を横向きにしなり両太股の下に入り込み片足を担ぎ挙げる様にして交合する。

先ずは女が寝て大股を拡げた様子を良く鑑賞しながら、ボボに軽く愛撫し女の息が荒くなったところで、太股の間に体を滑りこませ片足を担ぎ挿入する。
こんな方法は如何でしょうか？女は鑑賞されているところを見る事が出来るので一層興奮する？

簡単に済ませてしまいましたが、医心方から皇帝が懇願して玄女が伝授した九法を紹介します。
医心方にある体位、全ての名前だけでもと思い纏め出したのですが、漢字が変換出来ない！
変換出来て、も第４水準で機種依存文字だと叱られたりして苦闘してました。

そんなことで、今日は九法に付いて簡単に説明します。

　龍飜（りゅうほん）正常位　網代手本に近い？八浅二深で責める。
　虎歩（こほ）バック　出船後ろ取？　出来るだけ体を密着させ、五八、４０回進退する。
　猿博（えんばく）　正常位　入船に近いが、男のが女を抱き上げる。挿入して臭鼠を刺す？「臭鼠」始めて出くわした表現、何だか分からず。
　蝉附（せんぶ）バック　潰し駒掛けが近い。女は真っ直ぐうつ伏せでになり、男が股をわり女の尻を少し持ち上げ赤珠（せきじゅ）を５４回たたく（つまむの訳も！）。また、分からん！赤珠て何？
　龜騰（きとう）正常位　笹舟手本？女の膝をを乳房に当たるまで押し下げ挿入する。深浅は陰核に突き当たる頃合いをみはかり抽送する。
　鳳翔（ほうしょう）正常位　筏手本？抽送は女の腰使いに委ね２４回・・・
　兎吭毫（とこうごう）〆込み千鳥、月見茶臼。Modify　12/05/19
　魚接鱗（ぎょせつりん）本茶臼？女が次の様にリードします。挿入は亀頭程度、乳飲み子が乳首を含むほどで決して深くいれず、出来るだけゆっくりと長く体を揺する。
　鶴交頸（かくこうけい）座位　10.唐草居茶臼？で説明しちゃいました。

名前で共通しているのは、動物（空想上や昆虫もありますが）が含まれています。
体位のイラストと動物を考えた時、上手く名前を付けたものだと関心します。

５８回だとか５４回とか回数がやたらと出て来ました。素朴な疑問として回数を数えて居られのか？

抜き出して整理して見ると
　龍飜　穀実を刺すまたはその上　八浅二深
　虎歩　五八の数
　猿博　臭鼠を刺す　深く入れ動かない
　蝉附　赤珠を打ち　六九の数
　亀騰　嬰女を刺す　浅深は適度
　鳳翔　昆石を刺す　三八の数
　兎吭毫　琴絃を刺す
　魚接鱗　乳児が乳首を含む程度
　鶴交頸　麦歯を刺す

最初の龍飜だけ八浅二深と書かれているが、他は二つの数字を並べて○○の数と書かれています。他のところで ○浅○深の説明があり、○回浅く刺し、○回深く刺すとなっています。

深さを表す説明の後に数字を並べるいるので、かけ算を意味しいると翻訳されているのだと思います。手元にある医心方２冊と素女経の計３冊とも同じ訳なので間違いではないのでしょう。
でも龍飜だけ八浅二深なのか附に落ちません。深さも穀実と指定しているのに、これだけ回数の記述がないのは変だと思う。

この数は五八なら五浅八深と読ませるのではないのか。黄素妙論ではかけ算ではなく、浅深が逆の○深○浅になっている。ただ、黄素妙論の回数は呼吸だと説く。これも可笑しいと思う。深く呼吸をすることと浅く呼吸をすることの呼吸回数だと言うが、間の取り方だと取れる。間をこう表現するのだろうか。疑問は尽きないが、素人が根拠も無しに変だと言って取り上げられない。

　　