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48手 25.うしろ櫓

25.うしろ櫓
25うしろ櫓※無断複製禁止

本文
  女房が両手で四ツ這いになり 少し股を開き亭主にうしろからまらをいれてもらう しっかりはまった所で亭主は女房の足の付け根を抱きよせ ぬけない様に注意し充分にこしをつかう


解説
  だいぶ前から「やぐら」を見ることがなくなりました。身近なものとしては「火の見櫓」消防署や消防団の詰め所などにあったのものです。今でも残っているでしょうが建物が高くなってしまい存在が薄れています。
  相撲や将棋の技にやぐらがあります。そんなところからも、やぐらは外せなかったのでしょう。
  立ってするものに櫓を使っています。女が四つん這いになるのですから、駒掛けでも良いではないかと思ってしまいます。それではストレート過ぎるので後ろ向きのやぐらとしたのでしょう。

  立位といっても二人とも立っている訳ではありません。でも、不安定であることは変わりがなく、意図しない動きが出て、新しい発見があるものです。

  春画では、屋外の場面設定が多い様に思います。昼間から好き合う二人が人に目を避け着物を少しはだけさせ楽しむと言った場面が描かれています。

  今は着物ではないし、浴衣になっても女性はショーツをはいているので、チョットその辺りでと言う具合には行きませんが、夏の夜に浴衣を着て遊びに行くときは、リボンをほどくと開く様なセクシーなものを工夫して見るのも面白くなですか?

  ちょっと木陰に入り四つん這いだと目立ちますから、木につかまってするのも方法です。
  くれぐれも人目の付き易いところ避けて下さい。


  
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