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大江戸性愛四八手 裏?

もう終ったろうと高をくくっていたら第4弾裏を出して来た。
菱川師宣の『恋の睦言四十八手』に謎めいたことが書かれている。
簡単に言えば続編の裏を出す!タイトルに裏と付いたものや本体に裏だと書いてあるものがない。

ノーベル書房から『菱川師宣 裏・表』という本が平成4年に発行されている(勿論所蔵してますゾ!)
週刊ポストも裏として上記と同じく『好色いと柳』を取上げている。

それに続くのはオーラルセックス。口吸いや求茎などなど!チョット異様に思うかも知れないが
明治維新は古いもの捨てた一面をもっている。和算は数学に取って変った。

こと性に関してはキリスト教の影響からかタブー視されうち捨てられたと言っていいのではないだろうか?
大江戸性愛四八手のネーミングには異議を唱えるが、内容的には問題はないのだろう。
とやかく言えるほど古書を読んでいない。

例えば、『おさめかまいじょう』の出処に疑問を抱いている。その理由の一つが「上付・下付」の取扱い。
自分でも書いていて忘れていた。「上つき・下つきのルーツ」読み返すと
>>けつとちゃの間、二寸五分位がよく、~後略~
具体的な長さが出て来る。

別に書いた「上付き・下付き?」
>>にフランスの初期の性科学者、A・E・ナルジャニ博士は1924年に、
  >>「膣口と肛門の距離が2.5センチ以下の女性はオーガズムを得やすい語った」

けつは肛門のことだろうがちゃは茶のこと即ち女陰のこと!でも2寸5分と言えば8cm弱の長さだ。
長過ぎだと疑念を深めた。

ところで。上付・下付は江戸時代には無かったのではと言う思いは見事に外れた。
女大楽宝箱を読むと次の様な事が書かれている。
(図は以前春画として取上げたもの。実はこれ女大楽宝箱の摸写。
該当ページの図として差込んで見た)

~前略~ 女をんなは開に十の異名あり。一高 二まん 三蛤
dagaku9.jpg
四たこ 五雷 六洗せんだく 七巾着 八ひろ 九下 十く さいと唱ふる。
一高たかといふ上付の開かい也。
二まんとはまん頭ぢうを合あはせたるごとくの開へき也なり。
三蛤は開かい中に道具の多ををき故なり。
四たことは蛸玉門也。
五かみなりとは開中にて鳴なりひ ゞくなり。
六洗せんたくとはびちやゝゝする玉門有あり。
dagaku10b.png
七きんちやくとは口にて〆るゆへ巾着と名なづく。
八ひろといふは、開中だはつくなり。
九したとは下付
十とくさいとは悪/き匂ひする開なるべし。
dagaku12.jpg
ここでは上付・下付の定義がない。
医心方を丹念に読めばルーツが判るのだろう。

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