愛の四十八手　卅弐、月見茶臼

32.月見茶臼
　【読み】つきみちゃうす
　【分類】茶臼（騎乗位）

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24.〆込み千鳥に似ています。違いは、女は手を突いて四つん這いになること。取りあえず、鴛鴦閨房秘考の説明を・・・

なかなか素晴らしいスタイル。茶臼と後ろ取りを変化組み合わせた様なスタイルで、男が足を伸ばして仰向けに寝て、女が背を向けて跨がり、膝を着きます。そしたら竿を持ち、静かに Vagina にあてがい、徐々に腰を下ろして中へと納めます。全て初めは「静かに・・・」「そろそろ・・・」でなくてはいけません。Vagina する時はだけは「急いではことをし損じる」と云う言葉がピッタリ当てはまります。

さて、しっくり入ったら女は前へかかみ、両手を男の足の外側に着き体を支えます。腰が自由自在に動かせますから、外れるくらいに腰を浮かせカリ首をあしらったり、そのままクルクルと腰を回すなど、お尻で「いろは」を書く様に腰を使ったりします。

医心方には茶臼系が少ないと書いて来ました。スタイルなので三十法ばかり見ていて、以前15.菊一文字で九法を忘れていました。九法の第七、兎吭毫（とこうごう）の説明には「〆込み千鳥」と書いて置きながらすっかり忘れていた。

殆ど同じと云っていいのですが、女性は男性の足の外に膝を着き頭を伏せる。そこで、男が入れるのですが、※深さは琴絃。女性は泉水の如く愛液を流す。こうして絶頂を向かえたら動きを止める。この様にするとあらゆる病にかかりません。

　※：琴絃を刺すになっています。何度か出てきていますが琴絃は中１寸。寸は鍼灸の用語です。ここで書くと長くなるので「黄素妙論に寸が」を参照して下さい。

琴絃は個人により違います。日本女性なら1.4～2cm位でしょうか？

　　