愛の四十八手　卅肆、空竹割

34.唐竹割
　【読み】からたけわり
　【分類】正常位[伸長位]（本間、本馬、本手、四つ）
　

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竹を割るときに、刃物を竹の切り口にあて、グッと力を入れると節のところまでピンと割れます。また、節のところでもう一度力を入れ、次の節までと繰り返し割って行きます。その仕草からなぞらえたものです。

名前の説明が先に来たので、タイトルの空竹割と唐竹割どちらなのか？多くは後者の唐竹割を使っています。鴛鴦閨房秘考では前者の空竹です。
そもそも、カラタケワリは何？辞書で引くと「幹竹割り」になってしまう。用例を見ると「真っ向幹竹割りにする」人を刀で切る時の形容に使われるわる。
刀でなくて男性自身で彼女を切り拓くと言うことか？（危ない！危ない！）

唐竹は通常トウチクと読み、中国原産の観賞用の竹で節の間が長い特徴がある竹のことを言うようです。じゃ空竹は？中日辞書によると、中国コマのこと、２本の棒の間に渡した紐を使って、ツヅミ形のコマを中空で回すあのコマです。こう見て来ると、「幹竹割」が一番相応しいと思うのですが・・・

元に戻って、説明の続きを、先ず、普通の本手になり、（チョット待ち！彼氏の両足は彼女の両足を挟むのに普通に本手なの？）合体したら彼女が拡げた足を徐々につぼめてのばします。それにつれて彼氏はあべこべに彼女の伸ばした両足の外側へ両足を開き跨がる形になります。（どう考えても外れるよ！）

彼女は、少し開き加減にして、彼氏は彼女の両足を跨ぎ挿入。それから両者の足をつぼめるが現実的。他のに、閉じた彼女の股に押し込むから唐竹割と言う説明が多いのですがこれもどうかと？思います。

今日は脱線ばかりしてますが・・・説明を進めましょう。彼女の伸ばした足の加減で、入り口が閉じた形になるのでギュッと強く挟み込まれます。
竿は、つぼめられた筒のなかで窮屈になり、一層筒の中で潰れ痛い程に感じます。痛みと違ってとても良い気持ちですし、彼女の方も彼氏の大きさを２倍も３倍も大きく感じられて、ヒダヒダがこすれ味わい深いです。

現代の男性の妄想が想像したスタイルではと思います。医心方にも、菱川業平の４８手にもありません。鴛鴦閨房秘考が一番古いのではと思ってしまいます。
刺激は強く挟み込み、速く動かすことで得られる？そんな思想が・・・

Ｏ嬢の物語で、Ｏが館に連れて行かれ複数の彼氏と逢瀬をした後に、彼の友人にきついと忠告されて拡張が始まります。きついことを安に否定しているんですよね！
強く締め付けることが快楽を得る早道との考えたからか、処女願望からなのか、分かりませんが妄想が生んだスタイルではと・・・。

分類は女性が足を揃えて伸ばすことから伸長位。基本は女性が下で男が上ですから正常位のバリエーションとしました。

　　