愛の四十八手　卅陸、筏くずし

36.筏崩し
　【読み】いかだくずし
　【分類】正常位（本間、本馬、本手、四つ）

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先ず手本に組んでから、彼女が静かに両足を真っ直ぐに伸ばし、彼氏も両足を伸ばします。彼氏は手を着くか肘を着くかして、体の重さが彼女の胸や腹へ押しつけない様にすることが大切な注意事項です。

彼女の腕は彼氏のどこかへからみつかせ抱きしめれば良いのです。例えば、片手は首へ廻し、片方腕は腰に廻して抱きつくと云った風にします。

このスタイルでの腰の使い方は、普通の手本と一寸違ったモミ腰と両者の腰で攻め立てるとまことに良い気持ちになれます。それは軽い突き腰を取り入れ、まわし腰とすりつけ腰の組み合わせでなれます。
彼女も持ち上げ腰に下からの擦りつけ、腰をごちゃ混ぜにして腰を振り立てるのです。要するに男も女も不規則乱調子の腰を使います。

手本のバリエーションの一つです。医心方の三十法はバリエーションを取り扱わないので、近いものは見当たりません。手元にある江戸時代の艶本もないです。
筏崩しの由来はわかりません。見た目は筏そのものですから揉みあっている内に、足が自然と拡がったり膝を立てたりと、伸ばした足が乱れる様が筏崩しなのかもしれません。

写真やＡＶでも、見かけないスタイルでは？ビジュアル的にも長く横たわっている図になり何か分からない。動画では動きがなくつまらない。

　　