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愛の四十八手 廿肆 、〆込み千鳥

24.〆込み千鳥 
 【読み】しめこみちどり
 【分類】茶臼(騎乗位)
24_〆込み千鳥
 ※このイラストは、OUT of TILOL (携帯はこちら) から使用を許諾されています。無断転載を禁じます。

 〆込みと付くものは前回の〆込み錦とこの〆込み千鳥の二つ、男が伸ばした両足をしっかり抱き抱えかかえ込み意味から来ています。

錦は男が女のお尻をまともに眺められ、割れ目の蟻の戸渡りから菊門、そしてふくよかに膨らんだ二子山の様な円いお尻と、まことにあでやかな錦の様に、見飽きないことから錦と云うわけです。

千鳥は男もべったり仰向けに寝ますから錦の眺めはありません。差し違えの茶臼と云ったスタイルで、女の尻の動きが、酔っ払いの右へ左よたよた歩く千鳥足に似ている。
また、裁縫でも、×の縫い方を千鳥足と云う様に差し違えの形なので千鳥の名が付けられたのです。

このスタイルで女は自由自在に腰を使って上下左右の擦りつけ腰、右から左の回し腰と字を書く「いろは腰」と千差万別の使い分けが出来ます。
また、バリエーションが増えた・・・

前回、医心方と似たスタイルを比較しました。三十法はバリエーションは書かないと宣言しているのに、似た背飛鳧と山洋対樹が出て来るのは何故か?
考えて見ると、男女の足の使い方が全く違う。背飛鳧の男は拡げているので膝を少し曲げるだけで腰の自由がある。また、女は足を着いてしゃがみ込むスタイルなので自由に下半身を動かすことが出来ます。

他の本駒掛け、〆込み錦、山洋対樹、と〆込み錦はバリエーションと云えると思います。ポイントは男が足を揃えていること。男が発射しないようにするのは股間に力を入れるとある程度は我慢出来ます。女が自由に腰を使い気をやるのに合わせて発射して上げることが出来るスタイルと云えなくはないか?

時代を遡って見ると、飛鳥時代以前はフリーセックスが常識で、仏教伝来により規制がかかったけれど、庶民はたくましく古式が伝承されて来た様です。
江戸も艶本に見ることが出来るように、実におおらかだったのではと想像します。大きな転換を向かえたのは、明治維新の西洋崇拝ともいえるヒステリーの中、浮世絵などは殆どただで同然で処分されていたものをヨーロッパへ輸出した日本人がいます。
艶本も一緒に輸出されヨーロッパでジャポネスクを生み印象派の画家達に大きな影響を与えたことは有名です。日本は逆に日の当たらない場所へ押し込めたられた。

以前書いたままで放置してしまいましたが、13.横笛 で書いた「ヴァギナ」の話を! 3万年~1万年前はビーナス(女の裸像)や女陰の彫刻などが、世界中で沢山出土するそうです。逆に男は殆ど見つからない。

時代は、旧石器時代。信仰は自然崇拝でしょうから女に偏っていた理由は?考古学でも客観的に見る事より、時代背景に影響を受けた主観的な解釈がされて来たと著者は書いています。20世紀は男中心の社会で男尊女卑の考えがバックボーンにあったと言いたいのだと思います。いつの時代からか戦が繰り返され時は、男尊女卑に傾く?・・・

逆に平和が続くと、男が弱体化するのではと考えたりします。江戸、泰平の時代。女が主導権を握る茶臼も自然に受け入れられ楽しんでいたと思うのは考えすぎでしょうか?
また、現在の草食系男子などは、その好例ではないか? 女をどうかわいがって良いのか分からない、軟弱な者もいる様です。

身近にも結婚して数日で離婚した男の噂として、床事をしらない為、嫁さんが逃げ出したと言う話を聞きました。大きな社長の息子で世間知らずなことから、離婚の理由を考えた時に結び付いた噂話だろうとも思いましたが・・・コンセントを差し込むのに、手を伸ばし、腰を 引いておっかなびっくりの格好で、差し込んだ話を聞くと邪推と決めつけるわけにも行きません。

でも、由緒正しい家系ではちゃんと性教育を行っている?嫁ぐ娘に母親が妻の心得を(床事も入っている)書いたものを持って行かせたりと・・・
裏も表もしっかり親が教えているものだと思います。性教育と叫ばれて何十年も経ったのに何も進んでない。昨年、近所の暗がりで中○生がペッテングしているのを目撃しました。場所は、近隣の人が駅に出るなどに使う階段で夜でも人が通ります。横にはマンションの階段もある。自由なのは良いが節度を持てと云いたい。

  
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