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黄素妙論に「寸」が・・・

黄素妙論の訳本を手に入れました。 「戦国武将の養生訓」 山崎光男著 です。
この本は3章からなっていて第三章が「黄素妙論」になっています。
京大の電子図書館にあるものの目次はこんな感じです。
先日は読めないと書きましたがノイズを取除き飛んだ部分を補正したら結構読める。
目次1

医心方の九法と比べたのは3番目の「九勢之要術」取りあえずは「八深六浅一深之論」まで読みました。
著者が始めに「医心方」を特別に見せて貰い書いたのでは?と書かいています。

確かに、九勢と九法だけではなく、この前には「五徴」似たものもあります。
四十八手を書いている時、最初は挿入の深さが解らず。その後ネットで調べたものを使っていました。

それが、「浅深利害損益之弁」の解説がありまいた。

先ず、「寸」ですが、これは長さを表しますが、通常の寸や尺ではなく鍼灸の「同身寸」の事を言うそうです。
具体的には、男は右手、女は左手の中指で第一関節と第二関節を折曲げます。横から見ると「Y」字が
出来ますが、上に開いた両端の距離を寸と言うそうです。代用として親指の巾。合っているか比べて見て下さい。

人それぞれ体格差があるのですから何センチと固定の数値で言うのは不合理と言うもの。
挿入の深さですから、入れる側ではなく受入れる側の女性の長さを言うのでしょう。
因みに私は2センチでした。本には1.5~2センチとありましす。女性ならそんなところなんでしょう。

寸を使わずに名前で表現されていたものも整理されていました。
[]内は1寸を1.8mmで計算した長さです。
 一寸[ 1.8] = 琴絃(きんげん)
 二寸[ 3.6] = 菱歯(りょうし)※麥(麦)歯の誤りではないでしょうか?麥と菱の取違え。
 三寸[ 5.4] = 嬰鼠(えいそ)
 四寸[ 7.2] = 玄珠(げんしゅ)
 五寸[ 9.0] = 谷実(こくじつ)
 六寸[10.8] = 愈鼠(ゆそ)
 七寸[12.6] = 昆戸(こんと)
 八寸[14.4] = 北極(ほっきょく)

そして深く入れることを禁じています。
常に深く入れれば五臓をやぶる。

五寸で肝をやぶり目をやむ、
六寸で肺をやぶり腰を痛める、
七寸で脾やぶり顔は黄色になって腰しびれ股すくみ腹いたむ、
八寸で腎をやぶり男女とも病を生じる。

脾は脾臓のことだと思います。顔が黄色は黄疸のことだと思います。黄疸と言うと
肝臓系の病気では?と思ってしまう。でも、調べると脾臓に異常があると黄疸に
なることがあるのだそうです。

根拠は乏しいとは思いますが、ただ戒めるより具体的な病気を上げることで
やってはならないと強くしているのでしょう。

アジア人の陰茎の長さからして、正常位などでは五寸くらいが普通だと思います。
根本まで入れるのはなかなか出来ないのでは?

四十八手の説明の中で「寸」は他の個人のブログなど参考にして書いたため
約3cmとか中国古代の長さ2cmなどを使って書いていました。

「戦国武将の養生訓」で書かれた説明の方が納得が行きます。
そこで、10.唐草居茶臼11.忍び居茶臼30.機織り茶臼32.月見茶臼の訂正をしました。

関連するページ : 四十八手 Top ・ 黄素妙論 ・ 黄素妙論と医心方 ・ 妹背閨房考 ・ 女閨訓

  

  黄素妙論とは 黄素妙論とは    黄素妙論と医心方 黄素妙論と医心方

  
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