女閨訓　口取（碍ありて受けらね時の心得）

今回は口取、フェラチオです。フェラチオの仕方は、アイスキャンディーを舐める､又はしゃぶる要領でと書かれたものが多い様に思います。男して、それでは余り気持ち良いものではないです。若い時は感激もあり、またその姿に興奮もしたものですが逝けない！
どんなやり方なら良いのか・・・

元本　　女閨訓全碍さまたげありて受けらね時の心得	口語訳　　女閨訓理由があって出来ない時の心得
三、口取	３.フェラチオ
口にて精汁¹を吸取る法なり。唇淫しんいんとも云ふ。口にて行ふと云ふも大半は手にて之を助くるなり。乃ち我が身は夫を仰向けに臥せる側に座し、右の手にて男根を握り、締めつ弛めつ抜き上げ抜き下げし、同時に唇にて雁首をくわへ、舌先に力を入れて鈴口²亀頭の下辺を舐め廻すなり。此の時また親指の腹にて鈴口を強く幾度も擦る時は、夫の気の行くを早め堪へられなく快くなるものなり。	口で行う方法です。唇淫とも言います。口でするとは言え大半は手を使って補助します。仰向けに寝た夫の横に座り、右手で男根の根本の方を握り、締め付けたり、弛めたり、しながら上下に動かします。同時に唇でカリ首（段差のあるところ）くわえ、舌先に力を入れ鈴口、亀頭の下側を舐め廻します。この時、親指の腹で鈴口を強く幾度も擦る時は、夫の気の逝くのを早め堪えられないほど感じるものです。
精汁：意味は分るので調べませんでしたが、改め調べると女性の愛液を言うそうで精液の意味で使うのは誤用だそうです。鈴口：鈴の下にある切れ込みのこと42.尺八を参照して下さい。
而して手にて強く小刻みに摩擦すれば、男根次第に熱くなりて脈を摶うち夫の腰自然に高まり来るなり。この時は精気洩れんとするなれば、心しよく口にくわへ精汁やがて迸ほとばしり出づ。	こうして手で強く小刻みに摩擦していると、次第に熱くなり脈打ち夫の腰が自然と高くなって来ます。この時は射精する前兆なので、しっかりと口でくわえ口で受け止めます。
凡そ男子の精汁には牛乳、鶏卵などの及ばぬほどの滋養³あるものなれば穢けがれしなどと思うべからず。	だいたい精液には、牛乳や鶏卵などおよばないほどの滋養があるものなので、汚いなどと思わないこと。
魚の白子と混同して居る様にも思います。人の場合は精子のエネルギー源の果糖が含まれ、多種のタンパク質分解酵素などと精子自体は殆どがタンパク質だそうです。食料事情の良くない時代なら貴重なタンパク源と言えなくもないでしょうが、量が少なく誇大広告だよね。

やたら強くと書かれてますが経験にもよりますが過ぎれば痛いのは男女とも同じこと。
ポイントは何処が感じるかです。感じる順に書けば、鈴口（特に割れ目の奥）、カリ首、亀頭、竿の順です。
竿は殆ど感じません。まぁ尿道（裏側で出っ張ったた縦に走っている）位のものです。
キャンディをしゃぶる様に亀頭を舐め廻しても差ほど感じるものでは有りません。
上の説明は、これらのポイントを押さえてあり先人の知恵がいかに優れているかの証明と言えると思います。

ネットで歯を使って良いのかと言う質問が良くありますが、基本はNG。
でもカリ首に当てる程度なら刺激が強くて良いのですが噛んだら駄目。
護身の意味でち漢に襲われいきなりフェラを強要されたら食いちぎるのも良いかも（嘘ですよ！）
第2次世界対戦を描いた映画の中に捕虜になった女性兵士がフェラを強要され噛み切るカットがありました。
男としては恐怖です。

「碍さまたげありて受けらね時の心得」は、広い意味で言えばオーラルセックスと言えると思います。
四十八手にたくさん出てくるので整理してみると

　フェラチオ：尺八(鴛鴦)、別名；雁が音(妹背)
　クンニリングス：花菱責め、花菖蒲(鴛鴦)
　シックスティナイン：椋鳥、さかさ椋鳥、二つ巴、鵯越えがあります。

これで、女閨訓は終わりです。やり過ぎと思うところも有りましたが、大切なことは「序」にあった包み隠さず話すこと。また、一般の心得にあった女が感じる様になるには経験などが必要なことが印象に残りました。

　　