2ntブログ

女閨訓 閨中一般の心得-2

始めに出版されている本として『男女のしかた―江戸・明治の艶学』を紹介しました。
この本は全文ではなく一部省略されているのですが、省略した方がテンポ良く読めるからでしょうね!それに、引用されている古事などはどうでも良いと言うか・・・

元本 (昭和19年)
女閨訓(全)  閨中一般の心得
現代訳
女閨訓 寝室での一般心得
 およそ男は早くより交合の楽しみを解するものなれども子女はしからず。子供の一、二人も生めるか或いは二十七、八 乃至 ないし三十にならざれば身も魂もくるばかりの心の快味を感ぜぬものなり。1之を以て夫求むる事を五月蠅うるさく煩はしき事にのみ思ひなし、其の都度快き顔せぬ事もあるものなり。又仮令たといこれに応ずるとも嫌々ながら体のみ貸して夫のはたらくに委せ、少しも情を移す事なく唯早く事の済めよかしと念ずる等の事もあるものなり。然る時には凡そ夫としては如何ほど不満か感ずべき。夫にして他の女を想ひ以て一家破綻の基を為すほど皆くの如き事に拠るものなり。夫の求めに快く応ずる事、これ易きが如くにして難く実に女子閨中第一の本分。 たいてい、男は早くからセックスの楽しみを知るけれど、女性はそうではない。子供を1~2人産むかもしくは27・8~30歳にならなければ身も心も溶けるばかりの快感を感じることはない。従って、しばしば夫の求めにうるさく煩わしく思う。その都度不機嫌な顔をすることもある。また、たまに応じても嫌々ながら体を貸すだけで夫の働きに委せ心を移すこともなく、ただ早く済ませろと念じるなどのこともあります。このようなことで夫としてはどれ程不満か気が付くべきです。夫にしてみれば他の女を想うようになり、夫婦破綻の原因はみなこのようなことから始まります。夫の求めに快く応じる事、これ容易なことだが難しい。寝室において妻が第一の尽くすべきつとめです。
  1. 人は年齢や経験から一様に線を引くことは出来ないと思いますが、一説によると男性は18歳、女性は30歳過ぎにピークを迎えると書かれた本がありました。時々若い女性が膣逝きが出来ないと書き込みがあります。オナニーの弊害(主にクリトリスの刺激に慣れて仕舞う)かと思いましたが、膣で(挿入)快感を得るには経験が必要なんでしょう。
 簡単なるが如くにして然らず、実に一家の根元も係わる所なり。乃ち夫の求めにはば、時と場合の嫌なく笑顔を以て快く之を迎へ、先ず抱き付き口を吸ひ、舌を吸ふべし。交合の前と後に口を吸ふは閨房の祝儀にして、前に口を吸ふは我を可愛がりてよと願ふ意にして情を移すなり。後に口を吸ふは夫の労をねぎらひて感謝の礼を尽くす意味にてあるなり。抱付き口を吸ふ乍ら夫の前を探り、男根を握りて温かく軟らに締めつ弛めつ持ち兼ねたらんわざにて我が前に当てがい、其の雁首にて二、三度我が吉舌ひなさきを擦りつゝ静かに腰を揺り出して陰門いんもんに迎ひ入れるべし。2 簡単なようなことだが、夫婦の根幹に係わることです。すなわち夫の求めがあれば、時と場所に拘らず笑顔でこれを快く受け、先ずは抱き付いて口を吸いなさい。セックスの前と後にディープキスを行うのは寝室での祝儀です。前に行うは、私を可愛がって下さいと願う意味で気分を盛り上げる。後に行うは、夫の労をねぎらい感謝の礼を尽くす意味です。抱き付いてキスをしながら夫の前を探り、男根を握り優しく柔らかに握り締めつ弛めつを交互に行いながら持ったまま前に当てがい、カリ首で2・3度クリトリスへ摩りつつ静かに腰を揺り出してヴァギナに迎え入れなさい。
  1. 余分なことでしょうが、どんな時でも応じろは別にして、キスで濡るとは限らないよね!逆に男を勃起させることは書いているのは片手落ちの様に感じる。クリトリスに擦りつけるのではなく、クリトリスから膣口(膣前庭)の間を擦り、濡れていることとカリに愛液を付ける様にすることでしょう。濡れていてカリに付けば愛液が潤滑油になり挿入の助けになる。
 斯くの如くに迎えられなば如何いかがな男か其の妻をいとしと思はざらんや。仮令たとい昼の中にすこしの風波ありて不快に思ひたらん事等も真に雲散霧消して心身共に和合するに至るべきなり。 このように迎えられたならば、どんな男であろうと、その妻を愛しいと思わない訳がない。たとえ日中に少し風雨があり心配に思うことも真に霧散霧生して心身共に和合することが出来る。

次の書き出しは「第二」となっています。ようやく前書きと第一が終わったところです。切りが良いので続きは次のページにします。

  
関連ページ
 鴛鴦閨房秘考 Top
 閨中一般の心得-1 閨中心得1    閨中心得3 閨中一般の心得-3

  
良かったらicon_arrow.png拍手をクリックしてね!
関連記事

テーマ : 愛のいとなみ
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2掲示板

Count
リンク
リンク先
外部リンクへのランキング
最新記事
カテゴリ
最新コメント
ブロとも一覧
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR