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女閨訓 新婚の心得-2

前回の続きです。節の終わりで切ったつもりでしたが途中でした。それでは続きを
元本 (昭和19年)
女閨訓(全文)  新婚の心得
口語訳
女閨訓(全文)  新婚の心得
 初夜に在りては新婦が我手にて男根を持ち添へて導く等の思ひも寄らず。両手は唯懸命に男のを抱くべし。凡そ生娘の陰門には処女膜としょうへるものありて其門の下半を塞ぐ1が故に 平生 へいぜいは殆ど 僅々きんきん一指を通ずるあなあるのみなり。然るに最初の交合にて初めてたくましき男根を受くるに当た此膜破れ列痛れっつう 2を感じ、多少の流血を見るものなり。処女膜は自己の手淫しゅいんに依り、若しくは高所より落ちたる場合、又は体質に依り種々破れる原因もありてあながち男根を受けて初めて破れるとばかり定れるにみに非ず。之何人にもある事なれば驚き騒ぐ事あるべからず。  初夜においては新婦が自らのてで陰茎を持ち添えて導くこのなど予期しないこと。両手はただ懸命に夫の背中を抱くこと。おおよそ処女の膣口のは処女膜と隔てるものあり膣口の下半を塞ぐために通常は殆ど高々指1本を通す穴でしかない。ところで最初の交合で初めて逞しい陰茎を通すに当たってこの膜破れ激痛を感じ、多少の出血があるもの。処女膜はオナニーにより、若しくは高い所より落ちる場合、または体質により色々と破れる原因があってあながち陰茎の挿入で初めて破れるとばかりは言い切れない。これはいかなる人も経験することで驚き騒ぐことをしてはならない。
  1. 筋肉質のヒダ状のもの。この穴から生理時の経血が流れ出る。下半分を塞ぐとあるが、穴の数も形も様々。処女膜の有無で処女を判断した時代もあった。初交以前に色々な理由から破れることも。反面、初産まで残る場合もある。西洋では中世まで知られていなかった。その後、初夜権が領主や司祭にあり重要視されていたのだろう?日本はと言えば、江戸時代の書物に処女は味が良くないと記述されたものまであり、初夜は経験豊富な男(多くは仲人、夜這いを依頼することも)が破瓜を済ませた。2.激痛。人によっては歯痛に例える人もいる。男女共に最初は痛いものと思い込んいるように思う。男は痛い痛いと言うのを当然と思い、酷いがなければ経験済みと思うのでは?無理矢理こじ開けるようなことをすれば経験者だって痛い。闇雲に押し込み激痛を伴えば次から憂鬱になり避ける様になるのも理解出来る。痛みを少なくする方法を知るべきだ。
 男其の男根を陰門の口に臨ますや3両手を我身の脇の下より入れて肩を抱き痛みに依りて我身の床より乗り出すを押へ次第に腰を動かしつゝ入るゝなり。此時は我身も亦多少の痛みは堪え忍びて少し宛腰あてこしを揺上げ5て男根を迎へ受ける様にすべし。女陰既に潤ひ4たれば、一旦口許を通り過ぎる時は最早もはやさほど痛まず男の激しく抜き差しする摩擦によりて、次第に何となく手足の疲れる様な感を覚ゆるもの也。夫の腰の動き、次第に早く激しくなるや鼻息荒々しなりて我身を押潰すほど犇々ひしひしと抱き締め、急にはたらきを休めて唯腰と腰を確かり押付け太く溜息を吐くに至るべし。此の時は即ち男の精液洩るゝ時にして熱き液汁こそ、云はば男の分身にして子孫繁栄の根元なれば、我身もよく心して抱きつゝ女陰の口を締め付け大切に之を吸い受くる様にすべし。之にて初夜の交合は終わりたる也。  男その陰茎を膣口に当てがい両手を我が身のわきの下より入れ肩を抱いて痛みのために床より乗り出さない様に押さえ次第に腰を動かして入れる。この時多少の痛みに堪え自身も少しあて腰を揺り上げて陰茎を受け入れる様にする。既に充分に濡れていれば一度膣口を通り過ぎればもうさほど痛まず激しく抜き差しする摩擦により、次第に何となく手足の疲れる様な感じがするもの。男の腰の動き、次第に早く激しくなると鼻息荒々しくなり我が身を押しつぶすほどキュッキュッと抱き締め、急に動きを休めただ腰をしっかり押しつけ太い溜息をつく。この時熱い液体が流れそれこそが精液、言わば男の分身にして子孫繁栄の根源だから、自身も良く心して抱きつきながら膣口を締め付け吸い受ける様にしなさい。これで初夜の交合は終わりになる。
  1. 処女膜の話が入り挿入の説明になってます。前ページから続いていることを忘れない様に!
  2. 処女や経験が少ない女性にはローションを使い滑りを良くする。用意して居なければ、いきなり挿入しようとしなで、膣前庭(陰核~膣口)までを何度か往復させて亀頭を良く湿らせる。
  3. 体位には触れて来ていませんが正常位の仕方で説明が進んでいます。細かな説明は「色々な方法の心得」本間が参考になります。
 以上は心利き物慣れたる新郎に就て述べたるなり、されど新郎初心なるか又は、未だ女陰の湿ふうるおうも待たず無二無三むにむさんに見当もなく男根を突き掛け来る事あり。斯かる時は斯くあるべきものと思ひて我人差と中指に唾を充分に塗り付け之を陰門の口に塗廻し湿ほしうるおし、静に男根を手にて口許迄導くべし。然らざれば思はぬ怪我をする事あるものなり。或は又余りに世慣れたる通人つうじんは初より床に入らずして、先ず夜着を捲り我身を仰向けにしてその側に座し遠慮もなく裾をひらき両手にて股を拡げて熟々つらつらと女陰を眺め、舌もて之をねぶる者あり。6斯くの如き事は生娘にとりては恥しき限りなく、けがしくいとはしき事に思ひなすは道理なれど、夫婦とならば斯かる事も当然の事なるべしと思ひ諦め、眼を閉じ拒まずあらがはずし其の為すがまゝに委すべし。  以上は、経験があり相手を思う心づかい出来る男に付いである。しかし、男が初心者か又は、女陰が濡れるのを待たず見境なく陰茎を突いてくることがある。この様な時そう思い自分の人差し指と中指に唾を充分に塗りつけこれを膣口に塗り回し湿らせ、静かに陰茎を手に取って膣口まで誘導する。そうしないと思わぬ怪我をすることもある。或いは又経験豊富で良く知った者は初めから床に入らないで、先ず浴衣を捲り仰向けにしてその側に座って遠慮もなくすそを開き両手で股を拡げてじっくりと女性器を眺め、舌でここをしゃぶる者がいる。そのような事は処女にとっては限りなく恥ずかしく、穢らわし嫌らしいことと思うのは道理だが、夫婦となればこのような事もまた当然の事であろうと思い諦め、目を閉じこばまず抵抗せずにその為すがままに委せなさい。
  1. クニン(クンニリスニング)のここと。女性器のクリトリス,尿道口,小陰唇,大陰唇を舌や唇で愛撫すること。古くは舐陰(しいん)江戸時代は愛情が変わらないことを誓う義理立てとしてクニンをしたそうだ。似た言葉にアニリングス・啜口(せっこう)がある。これは肛門も舐める行ことで言葉として独立している。言葉は外来語で置き換わっているが、殆どのものが古い文献にあり欧米から入って来たとは思えない。
 されど舌を以て吉舌ひなさきや陰門の口を様々舐められ吸はるゝは何となく悪きものにあらず。次第に陰中7むづかゆくなりて、えも云はれぬ心地ここちすべし。斯の如くする夫は総じて女を可愛がり大切にするものなれば、交合の時にもよく心をめて歓待し将来の和合こそ願ふべきものなり。たとへ初夜の交合といえども跡の始末をするは女子当然の努めなり。前に述べたる如く夫既に精水を洩らせる時は之にて交合の終りなれば、その時男根をまだ抜き取らぬうち紙二、三枚を男根の根本に捲き静かに夫の抜くを待つべし。然る時は抜くと共に男根自ら拭はれ、我身も亦その全く抜け去ると同時に手早く其紙を以て陰門を塞ぎ、之に詰め込みて先ず精汁の流れ出づるを防ぎ、然る後に他の紙を取りておもむろに清掃すべし、斯かる些細の事にも知らざれば取り乱す事もあるなり。  されど舌でクリトリスや膣口などあちらこちら舐められ吸われるのは何となく悪いものではない。次第にお腹の中がむず痒くなり、言うに言えない快感がする。このようなことをする男はだいたい女を可愛がり大切にするものなので、セックスの時にも心を込めておもてなし将来に渡っての和合のみを願うべきものである。たとえ初夜のセックスと言えども後始末をするのは女の当然のつとめです。前に述べたように男既に射精すればセックスの終わりだから、その時陰茎をまだ抜き取らないうちにティッシュを2~3枚を根本に捲き静かに男の抜くのを待つ。こうすると抜くと共に陰茎も拭われ、自身もまたその抜け去ると同時に手早くその紙をもって膣口をふさぎ、これに詰め込み先ず精液の流れ出るのを防ぎ、こののち他のティッシュを取って落ち着いてきれいにする。このような些細なことも知らなければ取り乱すこともある。
  1. 辞書によると「女陰の中、すなわち膣」とある。文脈からして膣~子宮。ポルチオ性感はいかないだろがお腹の中とした方が解りやすいだろう。
 初夜の心得は右にして大体尽きたれど、凡そ新婚一年ばかりの間は何人も其の妻を最も可愛く珍しく思ふものなり。故に毎夜一度の交合を以て尚満足せず一夜に二度或は三度、加之しかのみならず昼日中にも亦之を求むることもあるものなり。斯かる時はその時と場合を問はず、快く笑顔を以てこれは従ふべしとは前に一般の心得として述べたる如くなるべし。更に又珍しきまゝに様々の仕方にて行はんことを求むとも、如何いかがなる業にても唯快く夫の欲するがまゝに従ふべし。まことに一生の禍福一家の和合は新婦の一年にて分るゝものと心得家内和合の基は実に閨房の裡に開かるゝと云う事夢にも忘るべからざるなり。唯身体にがいある時の心得に就ては後に又それを記すべし。   初夜の心得は以上にてだいたい尽きたが、おおよそ新婚一年ほどの間はどのうような人も自分の妻を最も可愛く新鮮に思うものです。ゆえに毎晩一度のセックスだけで満足できず一晩に2度あるいは3度、それにとどまらず昼ひなかにも求めることもあるもの。このような時はその時と場合を問わず、快く笑顔をもってこれに従うべきとは前の一般の心得として述べた通り。更にまた興味のままに色々な体位でしようと求められた時も従いなさい。じつに一生の幸不幸一家の調和は新婚の一年で分かれるものと心得家庭の調和の基礎は真に閨房のうちに開かれると言うこと夢にも忘れてはならない。ただし体に支障ある時の心得については後に又それを記する。
 全てのカップルに当て嵌まるとは言えない。昨今、男が淡泊になって来ているのか?ネットを見ているとどうも女性の方が積極的に思えてならない。嫌がられば努力もせずに外に求めるのか想像は尽きない。一つ言えることはタブーとして蓋をし話合うことが少ないのではと思う。色々と遊びがあり面倒なことをしたがらない。仕事も遊びも同じで手抜き仕事する人は遊びも手抜きをする。夫婦の間なら手抜きは亀裂を産むもの。
今も昔も事情は差ほど変わらないようだ。クンニが明治期にと?一瞬おもったが、医心方を良く読めば
同様のことが書かれている事に気づかされる。
キスにしても欧米の習慣だと思うのは間違いかも?挨拶としてのキスはそうなんだろうが
ディープキスとなれば古くから「口吸い」として書かれている。フェラチオは「口取り」と言った。

次は「男女同権の弁」。書かれた時を考えると?思うのですがどんなことが書かれているのか・・・

  
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