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女閨訓 閨中一般の心得-4

いよいよ閨中一般の心得の最後です。あんぐりと開いた口が閉まらない驚きもありましす。
取りあえず読んで見て下さい。

元本 (昭和19年)
女閨訓(全文)  閨中一般の心得
現代訳
女閨訓(全文)  寝室での一般心得
 第四には、よく調子を合わす事なり、夫が腰を大腰にひろく使はば我も緩く揺り上げ、小刻みに早くする時は我も亦速くし、一般に夫の抜き上げる時は我は腰を引き、夫の突込む時は我は腰を持ち上げて女陰を擦り付ける様にして受くべし。  第四には.よく調子を合わせ、夫が大きく腰を使えば自らも緩く揺り上げ、小刻みに早くしたら合わせて速くし、一般に夫の抜き上げる時は腰を引き、夫が突っ込む時は腰を持ち上げてヴァギナを擦り付ける様に合わせます。
 斯くの如く揉み合わせ、将1に夫の精液洩れ、気逝かんとする時は、我も亦無我の境に入りて夫と一心一体とならん様に努めべし。凡そ男気が逝き精の洩れんとする前には、必ず気管荒々しくなりて、強く抱き締むるものなれば、其時を良く心得て我も亦力の限り抱き付き下より舌を寄せて夫の口を吸ひ同時に息を詰めてあたかも尿を堪ゆるが如く2して陰膣の口を引締め、男根を吸ふが如く締るが如く歓待すべし。凡そ男は女より強く抱締められるを最も悦ぶものなり。  この様にもみ合い射精しそうな時は、無我の境地に入り一心一体となるよう努めなさい。おおよそ男が射精する前には、必ず呼吸が荒々しくなり、強く抱きしめて来たら、その時を良く心得、力の限り抱き付き、下からディープキスすると同時に息を止め小水を我慢するようにして膣口を引き締め、男根を吸う様に締める様に歓待しなさい。だいたい、男は女より強く抱きしめられるのを最も悦びます。
  1. 将:簫の誤りか?文脈からして陰茎の意。「しょう」と読み陰茎の意味を持つのは簫。簫は中国の縦吹きの楽器、四十八手の名前「尺八」や「横笛」があります。
  2. 肛門を締めろとも言います。考えて見れば骨盤底筋群が尿道口、膣口、肛門に連なっています。肛門や尿道口は毎日使う随意筋ですから判り易い。
 斯くて今将に気の逝く時には、仮令たとい今我身は快くなくとも、夫うめかば我も亦呻き夫声を揚げなば亦声を揚げて其楽しみを助け、共感を同ふする様に心掛くべし。凡そ交合の前後を通じて一般に心得べき事は専心なるべき事なり、他念あるべからず。世間往々にして余り動揺しては舅姑きゅうこの之をさとらん事を懼れ、或いは息音を荒くし呻吟声を揚げては来泊の客の聞かん事をおもんばかり、或いは不時に之を為しては召使の見ん事をはばかり、戦々恟々せんせんきょうきょうとして之を始め息を凝し、音を忍びて恐々として終わるものあり。  このようにして射精する時は、たとえ快感を感じなくても、夫が呻けば合わせて呻き、夫声を上げればまた声を上げその快感を助け、共感するように心がけなさい。およそセックスの前後を通じて一般に心得て置くことは専念することです。他の事を考えてはなりません。世間では余り揺れると両親に気づかれる事を恐れ、或いは荒い呼吸の音や喘ぎ声を上げては来客に聞かれることに遠慮し、或いは思いがけず音を聞きつけた使用人にのぞき見されることを憚り、音を立てない様に恐々として終わる者があります。
 斯くの如きは実に自然の感情に反するものにして身を破り心を害ふに至る。不義不道ならば人に隠す要もあらん。いやしくも夫婦和合の道を行うは人倫じんりん大本たいほん也。公明正大にしてづる所なく、何人も夫婦にして交合を行はざる者ありと思惟しいする者あらんや、宜敷一切の懸念を避けて自然の心のままに充分其快楽に没頭すべきものなり。  この様な行いは自然な感情に反するものでストレスを溜め心を病む。不義不道の行いなら人に隠す必要もある。まことに夫婦和合に道は人倫の基礎になるものです。公明正大にして恥じることなく、どんな人も夫婦でセックスをしないと考える者がいますか、よろしく一切の懸念を払拭し自然の心のままに充分その快楽に没頭するべきです。
 更に心得べきは其事終りて後のことなり。既に男根を抽出し、我ものを拭き終れば万事おわれりと思ひて、直ちに眠りに就くはまことに心なき業なり。凡そ男一度その精液を洩らす時は心身共に大いに疲れるものして、只単に腰を動かすのみなる女子の疲労とは同断の比に非らざるなり。  更に心得ることはその事が終わった後のことです。既に男根を抜き出し、自らも拭い終わり全てが終わりと思って、直ぐに眠ってしまっては心なきことです。だいたい男一度射精する時は心身共に大変疲れるもの、ただ腰のみを動かしている女子に疲れと同じに比べものにならない。
 されば我を可愛しと想ふ許りに斯も疲れしと思ひ遣りて、夫のものをも丁寧に拭ひやり、改めて再びひし3と抱締め強く長く口を吸ひて其労をなぐさむべし。然る時は大いに夫の元気を回復せしむるものなり。それより夫の眠りに堕る迄は其眠りを妨げざる程に静かに男根より陰嚢に掛けて優しく按摩をなすべし。之肝要の事にして妻たるもの忘るいべからざる本分なり。  だから私を可愛いと思うばかりにこうも疲れたと思いやり、夫のものを丁寧に拭って、改めてまた強く抱きしめ強く長くキスをしてその労をねぎらいなさい。そうすれば夫は直ぐに元気を取り戻します。それより夫が眠りに入る迄はその眠りを妨げないように静かに男根から陰嚢にかけて優しく按摩をしなさい。このこと非常に大切なことで妻として忘れてはならない本分です。
  1. 犇:力を入れて何かをする。
 男は交合の後は一般に其余りに疲るるが故に後にて悔ゆる至るものなり。其時に当たりて斯くも手厚く慰め労はるる時は、初めて我妻に対する感謝の心湧然として起こり其念はやがて一家和楽の基を成すと知るべし。  男はセックスに後は一般に余りにも疲れることから後悔するもの。その時にこの様に手厚く労をねぎらえば、初めて我が妻に対する感謝に心が湧き満ちて起こりその気持ちがやがて、うちとけて明るい家庭の基を作ると覚えて置きなさい。


男をいたわってくれる記述が多いのですが、男としても引くところがあります。
子女と言う表現が多様されているので検討が付くと思います。
明治時代に上流家庭のお嬢様に書いたものなのでは?
閨房に知識が乏しい子女に女としてこれだけ遣らなければ男を虜に出来ないのよと
馬を鞭打つ様に畳みかけている様に思います。

次は「新婚の心得」です。

  
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