愛の四十八手　四拾参、椋鳥（むくどり）

43.椋鳥
　【読み】むくどり
　【分類】オーラル

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いわゆる６９のこと。オーラル系はどうも西洋からの輸入もののように思っている。ウィキペディアで検索するとありました。歴史の項には次の様にあります。
「互いが同時に口交を行うこと」は英語圏ではフランス語のsoixante-neuf(69)という数字の形をもとに婉曲的に表現された。「soixante-neuf」という用語の起源は、1790年のフランスで出版された『娼婦達のカテキズム』というテロワーニュ・ド・メリクールが書いた文章にまでしか遡れない。
フランス語は読めませんがスペルから想像して、シックス・ナインではなく、シックスティ・ナイン（六十九）なんでしょう。

やっぱりね！そう思いながらも「花営錦陣」をぱらぱら見ていると、第五図　法曲献仙音が目に止まった。女がフェラチオしているではないか！
違いは男。指で秘部に指を入れている。花営錦陣は明代末期と言うから１６世紀頃の作品。２世紀も前に中国で書かれていることになる。認識を改めます。
暫く医心方に触れていませんがざっと見る限りオーラルに付いては書かれていない？ので、登場して来ません。

さて、尺八同様に「椋鳥」と名前があり、後に出て来る「逆さ椋鳥」もある。６９はお互いが口交するとあるだけで決まりはないと思います（笑）
例によって、鴛鴦寝屋秘考を引用して説明します。

椋鳥の他に「鎮台シャッポ」とも（ここでの鎮台は兵隊のこと、シャッポは帽子）呼ばれた。舐め合うとお尻の穴が額のところへ来る。お尻の穴を十六に菊の紋になぞらえた（兵隊さんの帽子には菊の紋章が付いていた）呼び名です。肝心の椋鳥のいわれが分からない。虫も食べれば名前の由来の椋など木の実も食べる雑食。地面に下りて虫を啄む姿なのか？椋鳥自体に隠語はない様だし・・・

スタイルは、女が下、男が上になり舐め合うのですが、この時女も軽く腰を使うとより気持ち良くなります。男は花菱ぜめと違いオメコをさかさに舐めることになるので、鼻サネをこする都合良く行きません。一寸した工夫で舐め肩の妙味を会得することが出来ます。このスタイルは前戯の秘法なのですから軽く気持ちをそそる程度にして置くことです。

　　