女閨訓 序-2
昨日に続き序の残り半分半分です。
今日でも恋人や夫婦でセックスなどのことを自由に話せるカップルは少ないと思います。
そこには、やはりタブー視する風潮があり、話したら相手がどう思うのかと不安な気持ちがあって話さない様に思います。
話したい、或いは聞いて欲しいことを溜めこんで耐えきれなくなった時、夫婦なら浮気に走ることになるように思う。
男女の間には親しい仲と言っても万里の長城が隔てているようなことはありませんか?
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女閨訓-序1 閨中一般の心得-1
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元本(昭和19年) 女閨訓(全) 序 | 口語訳 女閨訓 (全文) 序 |
| こうも人の一生はただ色食の二欲から離れて生きることは出来ない。食欲なけば直ちに死に至り、色欲なければ家の中が不穏になり子孫を絶やす。もし、全ての人がことごとく色欲を失えば100年を待たずして地球から人類が消滅する。各宗教、精神の力もさることながら、人類が滅んで何の道としてあるのか。 |
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今若し茲に人一身の養生を説くものありて、如何に唯鍜4錬の道をのみ唱道5するも、飲食の事に留意の言及ばざれば | 今、もしここに人の一生の養生を教えるものがあり、率先して、如何に鍛錬が必要かを話しても、飲食の注意に言及しないなら、究極の教えでも空々しいものです。同様にまた、ここに幾つもの女子修身の本があるが、千万の言葉を連ねて妻として守るべき行いを教え、婦徳を説いても、いうところ閨房のことに及ばなければ、仏を作って魂を入れないのと同じで、何のための修身済化か、まさしく一家団らん一族の繁栄ことごとく閨房から始まるのです。 |
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然るに閨中のことたるや、 明治 | しかるに寝室内のことになると、かつて世間にあやまって、これを卑しむ事として、話すことも恥じるようになり、何れの本もこれを書かない。先生もこれを教えることがなく。従って、学ぼうとしても学べない。こんなことだから女子は往々にして知らないまま嫁ぎ過ちを犯し、離婚する者が多くある。こんなことで、決して嘆くたくない。すなわちこの本は子女だけの為に寝室内の心得を教えるものです。他の婦徳については別の本があります。 明治39年4月下旬 |
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今日でも恋人や夫婦でセックスなどのことを自由に話せるカップルは少ないと思います。
そこには、やはりタブー視する風潮があり、話したら相手がどう思うのかと不安な気持ちがあって話さない様に思います。
話したい、或いは聞いて欲しいことを溜めこんで耐えきれなくなった時、夫婦なら浮気に走ることになるように思う。
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