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愛の四十八手 続 拾玖、絞り芙蓉

67.絞り芙蓉
 【読み】しぼりふよう
 【分類】座位(居茶臼)

続19絞り芙蓉(クリックすると別画面で大きく表示します) ※無断複製禁止


鴛鴦閨房秘考(おしどりねやのしぐさ)の26.みだれ牡丹 や 54.鳴門後取り との違いが良く判りません。

組方もこれらに組み・・・・とあるのですがどうも意味不明。
『いろの辞典』【改訂版】 を読むとやっと違いが判りました。

同書によると、アグラをかいた、男性の膝の上へ、片足を伸ばして半身になり座るスタイル。男性が女性の乳房やサネなどにかわいがることが出来るなど色々な愛撫の方法を楽しめるのが特徴。男に引き寄せられつつ倒れ、足を高く上げるさまが、大輪の芙蓉が華やかに開くのに似ている事に由来すると言う。

芙蓉と言えば、夏に咲く木の芙蓉が思い浮びます。ところが、ハスの美称を芙蓉と呼び、木の芙蓉を区別するために水芙蓉、木を木芙蓉と言うそうです。木芙蓉を調べてもこのスタイルを思わせるようなものが見つかりませんでした。水芙蓉を調べて行くと、朝花が開いたときは白く日が昇るに連れピンクに変わるそうです。(全てなのか一部の品種なのかは判らない)

最初は白い肌が高揚してピンクに変わるから?どうも今一つシックリしませんね。
また、ハスとスイレンは別物ですが良く混同されます。大きな違いは前者は立ち葉で後者は浮き葉です。

ハスは葉が林立すると中で花が咲きます。一方、スイレンの場合は水面から上に出るのは花だけ、
水面から立ち上がって咲くイメージが男に似ている?蕾なら良く判るのでは・・・

次に「絞り」が付くのはなぜと素朴な疑問が湧きます。この当たりは鴛鴦閨房秘考を読むと「互いに自由の効かないスタイルなので、彼女はキンチャクの紐を締める様に力一杯絞る様にして・・・・」

互いに自由が効かないのは男は、背を伸ばして座るのではなく、布団などを積み重ねたものを背に後ろへ体を倒す様にする説明が抜けているからです。でも、そんなに自由が効かないのか??


  
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