愛の四十八手　続拾漆、巣ごもり

65.巣篭もり
　【読み】すごもり
　【分類】側位（横取り）

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前々回の63.八つ橋や55.いすか取りと同じ分類にしまた。いかす取りに似たスタイルで、彼女は足を曲げ横向きに寝たところへ彼氏が後ろから寄りそい彼女の股を拡げ挿入します。

その時、彼氏は彼女が開き上げた足のを片手で抱きかえてあげます。そうしないと上げた足がだるくなりますから・・・。そして彼氏が前へかがむと好い具合に乳房に顔が近づきますから、吸うなり舐めたりすることが出来ます。

例えば、唇で乳輪を覆う様にそっと添え歯を軽く当たる様に噛むとか、軽く吸う程度にして舌先で乳頭を弾いたり舌先をクルクルと廻すなどして愛撫が出来ます。

彼女は上の手を彼氏の首に巻き付ける様にすると安定し腰を充分使えますから好い処にあたる様に工夫します。
無論彼氏も腰が自由につかえますから、彼女の横使いと彼氏の縦使いと本手とは組み合わせの角度が違い、とても変わった味合いを楽しむことが出来ます。

医心方を見て見ると「八益」の３番目「利臓」に近いスタイルです。八益は、16.浮橋で簡単に触れました。
玉房秘訣にはセックスにより害をもたらす七損と、益をもたらす八益があると書かれています。その八益の３番目と言うことになります。

利臓の効能は女性の冷え性を直す？原書は「女門寒日四行廿日癒」とあるようです。セックスと言うより治療的な色彩が強く、抽送の回数から始まり日に何回おこなうか、続ける日数まで具体的に書かれています。

この場合、彼女は横向きに寝、両足を屈めます。彼氏は後ろから横に寝て刺し、四九の数（４×９=３６回か？）を行い数え終わったら止める。これを日４度、２０日間行うと上述の効果が上がるとなっています。

巣篭もりとの違いは股を拡げないこと。（拡げろとは書かれていない）55.いすか取りでは漏らしてしまいましたが、いすか取りの方が似ています。

名前の由来は判りません。隠語では「盗みに忍び込む」意味があるようですが、他には見つかりませんでした。
一般には鳥が抱卵に為に巣から離れないこと、転じて家から出ずにいることですよね！
カップルが行くところがなく家にこもってたら、こんなスタイルでもしてはってとこですかねぇ（爆）

　　