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側背位?



江戸時代はパラダイス??
実際に試したのだろうか・・・
この体勢はちょっと無理があるのではないだろうか?

卍(万字)崩し
浮橋の元と言えるのでは?
違うと言えば違うが
つばめ返しにも似ている。

珍しく男が毛むくじゃら!親近感が湧いてしまった。
昔の俳優の中には胸毛の濃い人が少なくなかった様に思う。
例えば、 ショーン・コネリーや・・・誰でもしっていそうな人が思い付かない。
かく言う小生には胸毛は申しわけ無い程度しかないが足はビロードと言ったところ。
コタツに生足を入れているとニャン子が毛繕いをしてくれるには閉口する。(冗談だけどネ)

今じゃ胸毛のカッコ良い男が減った。
正比例する様に男の臭い男は絶滅危惧種になったのだろう。
無理して脱毛する必要もないだろうに???

春画10 春画10    春画9 春画12

  
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炬燵(コタツ)

コタツが使われている体位には、
「炬燵隠れ」(対面座位)や「炬燵がかり」(駒掛け)があります。

鴛鴦妹背には登場して来ません。
他の四十八手に含まれていて、無い理由は撰者の趣味なのか?
いずれにせよ、江戸時代には描かれたものから選んだのでしょう。

素朴な疑問として、堀コタツでは火傷するように思った。
現代の電気コタツの様に床に置けるタイプの熱源が思い付かなかったことから
江戸時代は堀コタツしかなかったのでは?と思い込んだからです。

コタツの歴史を調べたら、暖をとる道具として江戸時代には懐炉があったと言うのですから驚きです。
火鉢なら炭を燃やす円形や四角のものが奈良時代にはあったようです。

コタツが一般庶民にまで広まったのは江戸時代以降のようで火鉢の応用なんでしょう。
コンパクトにして、コタツ櫓で空間を作り布団をかければ小さいけれど暖かい空間作れます。
何より移動出来ることが重宝されたようです。

この絵のコタツはどっちなんだろう?

dagaku0.jpg

足下にスノコにも見える線が数本あります。
推測ですが、堀コタツだけれども足を落として座るものではないと思います。
家では椅子に腰かける習慣がなく、正座するか、あぐらをかいていたので、足を落とす発想がなかったのでは?

堀こたつでも、スノコのようなものを渡し、床と同じ高さにすれば寝そべるには好都合だと思う。
そんなコタツなら、向かい会って座り足を伸ばせば、悪戯したくなるもの・・・

冒頭に書いた炬燵隠れだと言えるものは見つかりませんでした。
Kotatsu2.jpg
そもそもコレクションが少ないのであるのが奇跡か?
そもそも、これはコタツなのか?単なる布団なのか?やぐらの足がないので定かではありません。
でも、浴衣などではなく、(1)普通の着物を着ていること。(2)敷き布団がないこと。
を併せて考えるとコタツではないかと思います。
コタツでないにしてもヒントになったのでは?

これと似たものが他に2枚あった。
共通しているのは、何れも男のつま先をボボにあてていることです。
もう一つが着衣などから考えて寝室ではないこと。
意味するとこは、昼間からイチャイチャしていたことを描いたのではないだろうか。

コタツと判るものは少なくその中の1枚がこれ。
Kotatsu1.jpg
注目点はやぐらがやけに高いこと。多分掘りコタツではなく、火鉢のようなものを使ったコタツでは??
両脚を伸ばすにには、火鉢が邪魔で股を拡げることになります。
コタツに入り向き合ったままでは無理なんです。

炬燵がけはこれ。
KotatsuGake.jpg
台になるものとしては、縁台や大八車、それと碁盤を多く見かけます。
碁盤は取り上げることになると思うのでここでは割愛します。

これは駒掛けですが、台を使ったものとして地蔵抱きがあります。
台を使っているものを見ると、駒掛けばかりではありません。

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紅白譜系 地下本

まあまあ これはナンだろうか?

dagaku13.jpg

「紅白譜-陰陽四十八手圖解」に、「鴫(しぎ)の羽返し」が似ている。
「百手秘戯圖」には「鴨の求めがへし」や「一本せおい」がある。

以前、鴛鴦閨房秘考に出てこない名前が沢山あると書いたと思うが、もう一つの系統に紅白譜があるそうだ。
紅白譜には、四十八手の前後に5枚ほど春画の複写と思われるものが収録されている。
やはりと言うか!ほとんどは春画を元に編纂したものなのだろう。

百手秘戯圖には数種類あるようだし「秘戯絵図」などのバリエーションもあるようだ。
残念ながら紅白譜以外は手元になく、別冊 太陽「地下本の世界」の数ページを見ているだけ。

紅白譜に一覧表があるので書き写すと

正攻法
  ほんどり。    かけもたれ。     あしからみ。
  よつがらみ。   衣(きぬ)かつぎ。  鴨の入首。
  かつぎあげ。   小またばさみ。    向づき。
  つくばいかり。  よりかけ。      飛び違い。
横取法
  かはづかけ。   やはずかけ。     片手やはず。
  外わく。     内わく。       二本つめ。
  四所づめ。    手斧かけ。      両のばし。
  三所づめ。    かけもたれ。     半横。
櫓及び茶臼
  はらやぐら。   後やぐら。      下手やぐら。
  抱へあげ。    かたすかし。     またすかし。
  座り茶臼。    本茶臼。       後ろちゃうす。
  茶臼まわし。   逆手がらみ。     ねごし。
後攻法
  つまどり。    ごばんつめ。     すくひあけ。
  しぎのはがえし。 鶴のはがえし。    橦木[しゅもく]ぞり。
  前づけ。     しきこまた。     逆とったり。
  大わたし。    つきまわし。     一本背負。
番外
  *かごめかゝり。  *もたれだし。    首引きあげ。
  +横茶臼。     鐘つきあげ。

[注] *:は本文にない。+:は一覧になく本文にある。

何か可笑しいと思ったら、この後に「変化」12手あるけれど本文がない。
落丁なのか?ページ数も92から99に飛んで仕舞う。
そうは言っても一覧にあるので・・・

変化
  上手(右左)。  下手(右左)。   合四つ。
  手四つ。     手車。       腸つぼ。
  胸つぼ。     かんぬき。     小手がらみ。
  白くび。     合掌。       窓の月。


相撲の四十八手を真似たネーミングだと思う。
また、古くからある茶臼などはそのままにした感じがする。

5/16 追記
拍手が凄いんですが(^^;; 紅白譜を取り上げろなんでしょうか?
絵が面白くないんですよね!
白黒の切り絵の様なもので鴛鴦や妹背に比べればシンプル過ぎて面白くない。
本によっては細かな描写のものもあるのですが・・・
地下本はなかなか売りに出ないので・・・


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    向ふつき

    紅白譜の四十八手にある「向ふつき」(むこうつき)なんでしょう?



    説明は、
      膝と膝とを入れ交へども 体は離れ是は何等の妙味なし。
      唯人目を忍ぶ時は用ひて可也。
    とある。

    人目を忍ぶときとあることから、イメージ的には「炬燵隠れ」なんでしょう。

    「これはなんらの妙味なし。」とは良く言ってくれます。
    妙味にないものを選んだ撰者は何を考えていたのか??
    江戸時代の笑本の様なユーモアがあれば・・・

    上の図はそんな笑本に(パロディーと言うべきか?)ある絵です。
    本文が読めれば、違ったことも書けるかもしれない。
    残念ながら行書なのと現代仮名づかいと違いがあり部分的にしか読めない。

    読めるさわりの部分には
     九 長い長○ マラの用捨なく吏合・・・
     十○○○越前まらともいふ・・・味よろし・・・
    前のページを読むとどうやらマラの種類を書いている様なので
    絵とは直接関係なさそうです。(^^;;

    春画13 春画13    

      
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      菱川師宣 「床の置物」1

      時は五代将軍綱吉のころ出版され長く存在は知られていたが実際の本が見つかっていなかった。
      どうやら現存するのは1冊のようだ。
      どんなことが書かれているかと思えば「笑い本」とはこういうことかと良く分かるものと思った。
      前書きには張形の由来になったエピソードが書かれている。

      簡単に要約すると、色好みの作蔵と言う男がいた。
      妻と別れる(理由は書かれていない)にあたって、自分の一物を木造にし形見として妻に与えた。
      後の人がこの木造の話が風流と思い同様のものを作蔵と呼んだ。
      この話は他の本にも書かれているので広く知られていた話のなんだそうだ。

      妻との別れに貞操帯を着けさせた十字軍とは大きな違いというか?女を良く理解した粋なプレゼントだよね。
      貞操帯なんぞ夫が旅立ったら鍛冶やなどに行き切断してもらった様だ。
      そもそも鉄で出来た貞操帯など着けていたら日常生活など出来る訳がない。
      だって生理現象は・・・・

      前書きの次は見開きで次の図になる。

      床の置物-1-2
      【無断複製転載厳禁】

      奥への出入り業者が張形を幾つももって売り込んでいる場面なんでしょう。
      武家屋敷と言うより公家屋敷の様に思うのだが・・・
      右ページの商人のことば「この水牛のまだらがよいでしょう」
      左のページは奥女中「これはもつとちいさい、大きいのがほしい」

      張形の材料として水牛の角が使われたいた。
      大きさに驚くが水牛の角はこんなに大きいかよう~~と思わず吹き出す。
      これは庶民が武家や公家をおちょくった風刺だと思う。
      また、そんなものをつかわなければならないのかと笑いとばす町人の顔が浮かぶ。

      現存するものが少ないのは余り受けずに多く刷られなかったのか?
      でも300年以上も前のものだから大火や天災で失われたものも多いだろうか?
      日本の春画・艶本研究 石上阿希著の序論P17には
       大学によっては研究書を購入すること咎められたり、蒐集家が寄贈する際、艶本や春画は対象から外された。

       また、同書第五部一P276~にはアメリカ人の日記を引用し幕末の春画取り扱われ方が紹介されている。
       商人のフランシス・ホールがある日彼が富家訪れた時の体験。家宝を見せてもらってから、主人が
       うやうやしく引き出しから「大変貴重なものだ」良いながら3・4枚の猥褻な絵を手渡してくれた。
       傍らに婦人も立っていて、春画を見せることや、絵そのもが不謹慎とは思っていない。
       その様な体験は一度ではなく幕府の役人に会った時もみせられたそうだ。

       
       要するに明治維新から近年まで猥褻図画として扱われ多くのものが失われたんどろう。
       浮世絵が欧米で多数存在するのは、古紙として出されたものを積極的に買取り欧州に送られたからあそうだ。

      この後のページを見ると現代の男?の発想とさほど変わらないのに驚く。
      むしろ現代の人間の発想ではなくこの種の春画や伝承を知っていて、AVや週刊誌のネタになっているのかもネ!

      床の置物
        1                  10  11  

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