愛の四十八手　四拾、狂い獅子

40.狂い獅子
　【読み】くるいしし
　【分類】座位（居茶臼）

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男女が互いに後ろへ手を着き、股を拡げて前に進み竿をおめこへ臨ませて静かに挿入します。それから女の拡げた両足の内側から男が両足を女の腰の両脇へずらします。

女は両足を男の外側から太股のところへ置いて両足を締め付けます。このスタイルでは色々な腰の使い方は一寸出来ませんが、なかなか楽しいスタイルでお互いに竿がオメコへ入ったり出たりするのをみるころが出来ます。

思い切って腰が使えないだけにもどかしくイライラして興奮します。女はオメコの中の茘枝※づらを突かれ、擦られるので、急所を攻め立てられる訳ですから、とても良い気持ちで早くなんとかして欲しいと焦り気味になるものです。
※茘枝＝ライチではありません。傍題季語でニガウリを言う様です。ニガウリが熟れて割れた様が女陰ににていることから女陰又は大陰唇の意味として使われる。

そこを男はわざと落ち着いてゆっくり腰を使ってやりますと、一突きごとに女は堪らなくなり早く早くとせがみます。

医心方で似ていると言えば、三十法の27番目の吟猿抱樹（ぎんえんほうじゅ）が近いと思います。
猿が鳴きながら木を抱くとでも言いましょうか女を猿に例えた名前と思われます。組み方は、男が足を投げ出して坐り、女は男の太股の上にのり、両手で男に抱きつく。男は片手で女の尻を支え、玉茎を入れる。もう片方は後ろに着いて倒れない様にする。

　　