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医心方と黄素妙論

黃素妙論が医心方に似ていることは既に書きました。
2冊の本を比較するのは大変なので先ずは目次を比較してみます。

医心方〈巻28〉房内篇』 丹波 康頼 (著), 槇 佐知子 (翻訳)の目次からです。

 至理 第一  道理にかなった性交 
 養陽 第二  男性のための房内術
 養隂 第三  女性のための房内術
 和志 第四  心の融和
 臨御 第五  前戯について
 五常 第六  玉茎について
 五徴 第七  女性の快感の徴候を知り、対処する方法
 五欲 第八  5欲とは
 十動 第九  十の動作について
 四至 第十  男性の「四至」について
 九気 第十一 九気とは
 九法 第十二 九つの技法
 丗法 第十三 三十法とは
 九状 第十四 九つの形態
 六勢 第十五 六勢とは
 八益 第十六 八益とは
 七損 第十七 七損とは
 還精 第十八 還精とは
 施写 第十九 射精について
 治傷 第廿  損傷の治療法
 求子 第廿一 子どもを欲しいときは
 好女 第廿二 好女とは
 要女 第廿三 男性にとっての悪女とは
 禁忌 第廿四 禁忌
断鬼交 第廿五 鬼交を断つ方法
用薬石 第廿六 性力増強薬と弱める薬
玉茎小 第廿七 玉茎が小さい場合
玉門大 第廿八 玉門が大きい場合
少女痛 第廿九 破瓜痛の治療法
長婦傷 第丗  成人女性の損傷の治療法

これだけ見ても盛りだくさんの内容が書かれていることが解ります。
これに対して黃素妙論は
目次1
 天真論
 交合和違
 九勢の要術
 浅深利害損益の弁
 八深六浅一深の論
 五傷の法
 淫情十動の候
 時節善悪の弁
 交所吉凶の弁
 房中の薬術
 道三の跋
これは文化5年(1808年)のものだそうです。それにしては、道三の花押(サイン)まである。
オリジナルは、「へうげもの」でも出て来ました。
松永弾正は、信長に謀反を起し、所蔵の『平蜘蛛の釜』を差し出せば許すと言われたが
爆薬を使って爆死した。日本で最初の爆死と言われるとか??

城は落城したので焼けたのかなぁ?秘密にしろ言われたのに生前に誰かに貸出したのか?
実は家臣が持出したか?持出したのならオリジナルが見つかっても良さそうなもの。
実は書いた道三が下書か写しを持っていたのでしょう。

研究者によれば、この本は明時代に書かれた『素女妙論』の翻訳だそうです。
素女妙論にはどう書かれていると興味を持つところです。しかし、無いそうです。

目次で参照した医心方には引用された文献に『素女経』もあります。
(医心方自体なのか、この訳本なのか読取れない)

素女で検索すると中国本土のサイトばかりヒットしてしまいます。
本家は中国ですから当然と言えますが、古い文献は日本に多く残っている様に思うので
見る気がしない。実は繁字でないので見ても読めなし検討もつきません。

医心方を検索している時に、たまたま台湾で中国語の医心方が売られいるのを見つけました。
皇帝が変る度に、前の時代ものを焼尽して来た国なので、医心方が古書としての価値が出るのでしょう。
ただ、司馬遷が前漢時代の墳墓から見つかった様に中国の地下に埋っているかも知れません。

これらの本で何か書きたいところですが構想が纏りません(^^;;
色々な人が書いていますし女閨訓の様に全文を書いても面白くなし・・・

関連するページ : 四十八手 Top ・ 黄素妙論 ・ 黄素妙論に寸が ・ 妹背閨房考 ・ 女閨訓

  黄素妙論に寸 黄素妙論に寸    天真論 黄素妙論-天真論

  
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