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黄素妙論 九勢之要術3.猿摶勢

黄素妙論 九勢之要術 3.猿摶勢

    だい三、えん ばく せい
 男子坐だんしざしてりょうまたあわせ、兩足りょうあしそろず、女人兩にょうにんりょうまたひらおとこ
 の太腿ふとももうえし、女人にょにん兩足りょうあしにて、おとここしはさすなわ兩陰和合りょういんわごう
 して玉門ぎょくもんしめるとき玉莖ぎょくけい押入おしいるべし。男子だんし女人にょにんしりいだいて九しん
 五せんほうおこなふ。津液つえき流出ながれだして百病頓ひゃくびょうとみゆ。


医心方は 天真論 の注意書きある本を参考に書きます。

 第三を「猿搏(えんばく)」と言います。
   女を仰向けに寝かせます。
   男は膝を着き女の太腿を抱え
   胸の位置で尻と背中を一緒に持ち挙げ
   玉莖を臭鼠※まで刺す。
   女はみだれ揺り動かし愛液が雨の如く出る。
   男さらに深く入れれば壮を極め固くなる。
   女が絶頂に至れば止める。
   こうすれば百病発自ずと癒える。

 名前:同じ。猿搏
   (搏は脈搏などに使われ、たたくの意味がある。猿がたたくの?)
 体位:正常位と茶臼の中間でしょう。
 抽送:黄素は九深五浅だが、医心方は深く入れろとあるだけでない。
    男は抱えるだけで腰を使うのは難しいからだろうなぁ。

 効能:黄素妙論は書かれていない。

類似するその他のもの
四十八手で近いものは 俵抱き本手 でしょう。
  黄素妙論は良いが、医心方は抱き上げる前の感じ。

※臭鼠 
 参考にしている何れの本にも説明がなく、そのまま臭鼠としている。場所なのか深ささのか?黄素妙論は、どちらも触れていないので、こちらからも解らない。漢字からは「臭いネズミ」だけしか見つけることが出来ない。

 深さなら、後で取り上げる深さの名称がある。龍飛勢で類推した、穀實は谷實の誤り(よみが同じ)としたようなものは見つからない、強いて言うなら、三寸に嬰鼠と六寸の愈鼠がある。嬰鼠は後に出てくる嬰女と意味が合うので臭鼠と判断。しかし、愈(いよいよ)と臭いでは、字形,よみ及び意味も類似するところはない。

 九法の書き出しは「玄女経云~」で始まる。素女経の前に玄女経が存在していることが窺える。他にも引用したと思われる記述があり、素女経自体も以前の書物から選集したものなのだろう。その結果から字句が不統一なことも納得出来る。

 そう考えれば、臭鼠と愈鼠は同じだと言っても無理ではないと思う。体勢から見ても深く入れることが出来るから六寸(10cm前後)も自然に思える。そう考えて「玉莖を臭鼠まで刺す」とした。


  

  九勢2.虎歩勢 虎歩勢    蝉附勢 九勢4.蝉附勢

  
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