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黄素妙論 九勢之要術4.蟬附勢

黄素妙論 九勢之要術 4.蟬附勢

    だいぜん  せい
 女人にょにん俯臥うつふりょうをつきひだりまたをさしのべみぎまたをかヾめて男子だんし
 そのしりへひざまづきすなわ玉莖ぎょくけい 入れて赤珠せきじゅをつき七しんせん
 ほうおこなふべし、玉門ぎょくもんひづみるによっておもいほかなるところにあたりのこ
 りなく精汁せいじゅうをもらしなり


例によって、医心方は 天真論 の注意書きある本を参考に書きます。

 第四を「蟬附(ぜんぷ)」と言います。
   女はうつ伏せで体を真っ直ぐに伸ばし
   尻を少し挙げます。
   男はその背後から寝て玉莖を深く入れる。
   赤珠※を六浅八深を行えば
   女悶えて愛液を流し
   膣が律動するので股をのびやかに開く。
   女が絶頂に至れば止める。
   こうすれば七傷自ずと癒える。

 名前:同じ。蝉附(蝉が木にとまる様子)
 体位:バック(駒掛け)の変形
 抽送:黄素は七深八浅、医心方は六八之數なので六浅八深とした。
    (理由は、1.龍飛勢を参照して下さい)
 効能:黄素妙論は書かれていない。
    7傷とは、陰寒,陰萎,下痢*,早漏,精が少ない,精液希薄*,頻尿で出が悪い*。
    「醫心方」三島泰之訳より引用。引用を元に*は独自に解釈した。

類似するその他のもの
四十八手で近いものは 21潰し駒掛け でしょう。
  21潰し駒掛け

※赤珠 
 猿博勢の臭鼠と同じく説明がありません。ツボの名と想像したものの外れです。臭鼠と同様に深さで探すと、四寸に玄珠があります。深く入れろと言われても、少し尻を上げさせた程度では、四寸(6~7cm程度)が限界と言え違和感がない。

  

  九勢3.猿搏勢 猿搏勢    亀騰勢 九勢5.亀騰勢

  
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