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黄素妙論 交合和違

黃素妙論 交合和違1

黃帝問こうていとふていわく。
  男女だんぢょ私通如何しつういかん
素女答そぢょこたへていわく。
  天地陰陽交合てんちいんようこうごうしては萬物ばんぶつしょうじ、男女陰陽交合だんぢょいんようこうごうしては
  子孫しそんしょうず。
  然る間天地陰陽不交時はあひだてんちいんようまぢわらざるとき四時不成物不生しじものはならずうまれず男女陰陽不いんようまじわら
  交時ざるとき人倫減じんりんげんじて子孫絶しそんたやす。しかりといへど交合こうごうするに秘傳ひでん要術ようじつ
  あり、もこと養生ようじょう奥儀治病おくぎじびょう妙道みょうどうなり。いまことごとこれ
  べん、つゝしんでみだりにひとしめすべからず。
  女人じょにん淫念至いんねんいたらざるあひだ男子强だんししいてまじはるべからず。
  女人じょにん淫慾いんよく情念じょうねんいた印五しるしいつつあり。
  一 には、男女だんじょしづかに對 面たいめん物 語ものがたりなどするに女の面おんな おもて
    赤くなるは心中しんちゅう淫念氣いんねんきざすしるしなり、
    その時男子ときだんし玉莖ぎょくけい女人にょうにん玉門ぎょうくもんにあてがふべし。
  二 には、女人 鼻にょにんはなをすゝらば慾念 肝いんねきもぞううごくとれるべし。
    すなは玉莖ぎょくけいすこるべし。
  三 には、女人 目じょにんめをふさぎ、くちひらしたをさしまじ息 使いきづか
    あらくなるは淫情いんじょう ぞういたるとるべし。
    其時そのときゆるゝゝと玉莖ぎょくけい出入だしいれすべし、ふかいれるべからず。
  四 には、女のおんな玉門ぎょくもん中暖なかあたゝかにうるほい、ゆたかにして津液外つえきそと
    ながるれば腎氣じんきいたると心得こころえ玉門ぎょくもんなかより玉莖ぎょくけい
    して左右さゆうよこにつくべし。
  五には、おんなあしにておとここしをはさみ、おんなにておとこいだ
    くちはんこともとめばかんぞう氣至きいたるると心得こころへ
    玉莖ぎょくけいふか玉門ぎょくもんおくめてしづかに左右さゆうにつくべし。


五が終わったところで一度切ります。
医心方にある五徴と五欲の合成といったところです。
但し、より具体的に説明しているので道三の考えが入っているのでだと推測します。
以前、五徴五欲を勝手な解釈で書きました。以前として、勝手な解釈ですが他の本も読んだので修正したものと、原文を書いて見ます。

○五徴
 1.顔が赤くなって来たら玉茎を合わせよ。
 2.乳が固くなり、鼻から汗が出て来たら静かにインサートしなさい。
 3.喉が渇き唾を飲んだら静かに揺すりなさい。
 4.愛液で滑らかになったら徐々に深く入れなさいる。
 5.愛液が溢れお尻まで伝わったら静かに抜きなさい。

○五欲
 1.男を欲しくなると息を止める。
 2.入れて欲しくなると、鼻と口の両方がこわばってきます。
 3.悶えたいくなると体をゆり動かし男を抱きしめる。
 4.満たされたいときは全身から汗が出て下着などを湿らす。
 5.絶頂に達すると体を真っ直ぐに伸ばし目をつむる。

○医心方の原文(現代に無い漢字は意味が同じもので代用したつもり)
  玉房秘訣伝
   黄帝曰
    何以知女之快也
   素女曰
    有五徴五欲又有十動以観變而知其故
    夫五徴之候
    一曰面赤則徐々合之
    二曰乳堅鼻汗則徐々内之
    三曰嗌乾咽唾則徐々揺之
    四曰陰滑則徐々深之
    五曰尻伝傳徐々引之
   素女曰
    五欲者以知其應
    一曰意欲得則并息并氣
    二曰淫欲得之則鼻口両張
    三曰精欲煩者振掉而抱男
    四曰心欲満者則汗流湿衣
    五曰其快欲之甚者身直目眠
 ※十動が出て来ました。後から「淫情十動之候」があるのでそこで取り上げることにします。
  素女経などは、天真論 の注意書きを参考にしています。


  

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