愛の四十八手　続捌、裾野

56.裾野
　【読み】すその
　【分類】後背位（バック、駒掛け）

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　女性をうつ伏せにして後ろから組むスタイルには、20.出船後取りや21.潰し駒掛けがありました。裾野は？おそらく彼女をうつ伏せに寝させ腰を上げた時に臀部を頂上になだらかな傾斜が出来るので付いた名前なかも知れません。

組方は潰し駒掛けよりも潰れたものかと思えば違います。こうまでするか？と思いたくなるのですがそこは古式ゆかしいスタイルの変形とでもいいましょうか。医心方ー三十法の二十二番目に「玄蟬附（げんせんぷ）」と言うスタイルがあります。
※玄の意味は黒だそうです。従って、黒いセミが付いている？！

玄蟬附は、彼女をうつ伏せに寝させ両足を開き、彼氏がその股の間に足を屈めて両手で首を抱き挿入する方法です。
この裾野は、彼氏が左側を下に斜め横の姿勢から挿入する方法です。何も体を捻ってまでする必要があるのか？
出来るものならやってご覧よと挑戦状を突き出しているのではと思いたくなる。

どうしたら組めるのか？鴛鴦閨房秘考を見て見ましょう。
彼女が正座したまま前へうつ伏せになり、股間を少し開きながら右足だけを伸ばします。そこへ彼氏が左下斜めに横の姿勢になって進みより、後ろ横から挿入します。このスタイルは、変わり種ですから謂わば楽しむスタイルで、淫蕩的な気分をかき立てるにはなかなか効果のあるスタイルです。何が淫蕩的なのか理解出来ませんが、組方を想像する行為が助平なとことを言いたいの！

続きを読むと、本当にもみ合いもみ立てて最高潮の気をやると云うわけには行かないでしょう。しかし、生物として雌雄が交わると云う本能を確かめるには大変役立ちます。最高潮に達しないスタイルが生物の本能なのですか？それを云うなら潰し駒掛けや25.後ろ櫓などのバックスタイルが相応しい。単に楽しむスタイルと云えば良いのにと思います。

それで、どんな感じなのか？こうした変わり種では、挿入感も一寸変わりますからオメコの中は思わぬところへカリやサネが当たるので、彼女は予期しない気持ちを味わうことが出来、彼氏の有り難み、竿の効能をしみじみ感じるものです。オメコは彼女の一寸したコツで竿を強く締め付けたり、緩めたり自由に出来ます。

マンネリしたカップルには試して見るスタイルではと考えます。上手く行かなければ彼氏の捻った体を真っ直ぐに修正し、潰し駒掛けや出船後ろ取りなどに変えるとか、彼女の腰をしっかり抱きかかえて後ろに反っくり返る要領で26.みだれ牡丹にして見るなど,楽しみを広げてはどうだろう。

　　