愛の四十八手　廿壱、潰し駒掛け（白虎騰）

21.潰し駒掛け　
　【読み】つぶしこまがけ
　【分類】後背位（バック、駒掛け）

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説明を読んで、ここまで書くか！・・・
駒は、小さい馬。または元気な馬といった意味があります。何れにせよここでは馬の意味で間違いないでしょう。馬を潰すと云うことは、４本足を折りたたみ腹を地面に着けること。

廿の出船後ろ取りで、彼女が腕をついて上半身を起こすと馬になります。小さい子供とお馬さんごっこをする時のスタイルです。
このスタイルは次の本駒掛けになりが・・・ここから潰すには、体を床に着ける様にしないと潰しにはなりません。
どうするか？彼女は股を精一杯拡げ腰を低くし上半身は前へのめらせたスタイルにすることで潰すわけです。

この時、彼氏は彼女が前のめり過ぎて体が逃げないよう両手で腰を抱きかかえ前にのめってしまわないように支えて上げないとならない。

冒頭のここまで書くかはこれからになります。チョット迷ったけどそのまま書きます。

一体に（「総じて」と云った意味でしょ！）女というものは、気持ちが良くなって来るのに従って、出来る限り股を開き、陰部をこすりつけてくるものです。
これは、本手の場合でも、横取り、後ろ取り、茶臼の場合でも同じことなのです。

それはよくなるにつれて、奥へ奥へと入れ、深いところ、つまり子宮とそのまわりを強く突いて欲しいから、少しでも深く奥へという気持ちで、股が張り裂け程に拡げるわけで、淫蕩的、動物的なこのスタイルは、女が歳をとって行くに従ってこの様になって参ります。

久々に医心方を探して見ました。三十法の２１の「白虎騰（びあっことう）」がありました。白虎は四神の西に神。また、五行説の六神の一つで出産を司るとされる血の神。
騰は高騰などと使われるように、跳び上がるの意。

スタイルは、女性は顔を伏せひざまずく。彼氏は女性の後にひざまずき、両手で女性の腰を抱いて、竿を子宮の中に入れる。

おいおい！本当か？原文は「令人伏面跪膝跪女後両手女腰内玉茎於子宮中」確かに最後に子宮と出て来る。（令人＝＞令女の誤りらしい）

そもそも三十法とはなにか？
洞玄子いわく、体位として３０の方法がありこれ以上はない。屈（屈める）伸（伸ばす）や俯（伏せたり）仰（仰いだり）、入出の緩急、深浅などあるが、これらはだいたい同じで少々異なる点があるだけです。

後で３０になるか検証して見ます。確かに、本手の網代、揚羽、筏などや出船後ろ取りと、この潰し駒掛け、唐草居茶臼と忍び茶臼の基本形は同じと云える。
基本を変化させたバリエーションだよね！

　　