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07.花月擬

恋の睦言四十八手

第七図  花月擬わげつのなぞらえ
48-Pic07.jpg
※無断複製転載禁止

原文
 一みちにてだに おもしろからんに 二色まで乃たのしみは
 なにともたとへがたからめ

書かれている内容は、
 一道だけでは面白くはない 二色の楽しみは 何とも例えがたい

タイトルの「花月」、風流な音を感じる。何か隠語が隠れているのでは・・・
月は陰陽の考えから考えれば女、または女陰。
花は衆道だったと記憶していた。あらためて調べるとそんな意味は出てこない。
アレ・・・何処でインプットされたのか?
女閨訓-碍さまたげありて受けらね時の心得 二、衆道
年齢ごとに「花」に例えいたが、これがすり込まれていたようだ。
でも、ここでの花は「男色」をかけたんだろう。
「擬え」は「同類・同格と見なす」意味があるから、男色と女色は同格でこの上ないと言いたいのだろう。

現代の感覚で言えば異質に感じるが、江戸時代では男色は珍しいことではなかった。
夏に入り三手めで男色も忘れるなと釘を刺したかったのだろうか?

図を見ると、股を拡げいざこれからと言う段になり、こっちもと若衆が尻を突き出しているようにも見える。
逆に若衆と愉しんでいる処へ女が来てとも言えるのかも?

恋の道で他の女に足をだせばもめ事になるは火を見るより明らかなこと。
男となら女は別の意味の嫉妬心を煽り、例えようのない楽しみがあるだと言いたいのか?

 
関連ページ
 地下本四十八手
 鴛鴦閨房秘考
 妹背閨房考
茶臼 06茶臼   08投足上投足上

  
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