４８手　5.ことぶき本手

5.ことぶき本手

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本文
　　揚羽本手から亭主が上半身を起し両手をつきわざと調子をはずしてチグハグに腰をつかい合い毛※ぎわを程よくこすり立て精一パイきをやる。
　　※本はどう見ても「手」ぎわを～になっています。手でも間違いではないと思えますがしっくりしないので「毛」に変えました。

解説
　　名前の由来は想像がつきません。寿本手と書くことが多い。
　　「ことぶき」と読ませる場合の意味は「祝いことを言う」又は「その言葉」の意味があります。
　　「じゅ」と読ませた場合は、「命が長い」など長命の意味が先に来る。

　　二人が組んだ形が「寿」の字に似ていてめでたいから名付けたのか？
　　今まで見て来た本手の中では一番無理の少ない体勢のようにも思える。そのことから長続きにかけて「ことぶき」としたのか？

　　二人の息が合っていないカップル向け？息を合わせて同じ動きをしてはならないのがミソ。
　　息を合わせた腰使いとは、突き出すと引く動きを同時にすることで抽送を大きくすることが出来ます。

　　チグハグにしろと言うことは、突かれたら引く、引いたら突くと相手の動きに合わせずに少し遅れて反対の動きをすること。
　　不完全燃焼と言うか？もやもや溜まり違った味を味わえます。

　　