４８手　続2.浮島本手

続2.浮島本手

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本文
　　本手に組んでから　亭主が女房の上半身を片手で抱き起し　片手をついて体をさゝえる　女房は充分股を用いて　両足で亭主にからみつき抱きついて　すりつけすりつけもみぬく。

解説
　　図からは良く判りませんが、女は背中から腰が宙に浮かせた形になります。浮島は文字通り水面に浮く島でしょう。腰が浮いていることから浮島なんでしょう。入船,俵抱きと似ています。形だけ比べると大きな相違はないように思います。

　　図はスタイルが良くない。本文のとおり、女は両足で男に絡みついていることから、ある程度は自由に腰を動かせる。男は体勢を維持するので精一杯になるでしょうから主体的に女が動かないとならない。居茶臼の要素に近いスタイルです。

　　