黄素妙論 深浅利害損益之弁
黄素妙論 深浅利害損益之辨
医心方にこれと合致するものはない。損益ならば七損と八益がある。深浅と関係はあるのだろうが読み取れない。
黄素妙論は、ここで深さの名前を上げているけれど、九勢で出て来たのは2つだけ。医心方に同様の定義があれば理解出来たものを前後から推測するしなかった。
ただ、九勢で問題にした様に名が一致しない。その手がかりとなるものが見つかった。玉房秘訣に九浅一深の説明が見つかった。この最後に深く入れてはならないと書かれ、黃素妙論と同様に害の内容が書かれている。
それによると
穀實=肝を痛める~ 谷實=肝を破る~
龍飛勢で同じことではないかと書いたがそれを裏付けられると考える。。
臭鼠=肺を痛め~ 愈鼠=肺を破る~
これも同様に猿搏勢で書いた裏付けられると考える。
昆石=脾を損ない~ 昆戸=脾を破ぶる~
これは鳳翔勢で書いた。同様に裏付けられると考える。
医心方の表記とここの定義名の対比をすると
一寸 琴弦 琴弦 同じ
二寸 菱齒 麦歯 古書体を解釈する際の違いと考える。(浅い意味は同じ)
三寸 嬰鼠 嬰女 亀頭勢で同じと書いたが根拠に乏しい
四寸 玄珠 赤珠 同上(蟬附勢で説明)
五寸 谷實 穀實 玉房秘訣の害となる臓器名と黄素妙論内容が一致する。
六寸 愈鼠 臭鼠 同上(第四和志[玄女経]に愈鼠の表現が使われている)
七寸 昆戸 昆石 同上
八寸 北極 なし ?
左は黄素妙論なので元は素女経、右は九法からの引用は玄女経、害が書かれていたのは玉房秘訣と参照するもので名が別れることが解る。困るのは「愈鼠」玄女経も引用なら九法と同じでないとならない筈だが・・・深浅の問題だけに深く読まないならないのだろう。
残るは北極。害が書かれた玉房秘訣の記述にない。そもそも8寸というと12cm、大柄な女性なら16cm。
膣の長さは膣口から子宮口まで8~10cmが東洋人の標準なんだそうだ。当然収縮性があるので伸びるが12cmはともかく16cmとなるとそこまで長いマラを持っている男も少ない筈(陰茎の平均は12cm)
寸の計算が違っていると気づいている方がいると思います。ここで計算に使っている長さは1.5cmと2.0cmです。
根拠は鍼灸にある同身寸の考え方で、1寸の求め方は、下の図を見て下さい。人差し指を折り曲げたスケッチです。
緑線は巾になっていますが実際は第1と第2関節が作るシワの両端の距離です。図が悪いのですが、右肩下がりの線が引ける距離になります。
私の手で測ると2cmになりました。男にしては小さ目の手だと思うので、女性なら2cmでも長い方ではないかと考え、長い方を2cmとしました。1.5は小柄な人でもこれくらいはあるだろうと言う想像です。
実際には何センチなるかは女性の人差し指で測る必要があります。
九勢9.鶴交勢 九浅一深などの動き
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黄帝問ふて曰 |
九勢の要術すでに聞くを得たり。陰 陽 交 合に出入深浅の術、利 |
益 損 益の方ありと聞く 願はくば共に之を告げよ。 |
素女答へて曰く。 |
夫れ女を美快ならしむこと、あながち深く入るゝにもよらず、 |
又玉莖の大なるを好むにもあらず。或はその時の興により、或は |
その女の急所に當る時美快無限、其時は前後を忘却し、恥を忘れ |
感に堪え兼ねて、齒を喰ひ占め身をすくめ、尻を振り廻はし鼻息 |
荒く眼をふさぎ、そヾろ口に聲を出だし、顏 赤 熱し津 液 多く流る |
ゝものなり。 |
一寸入るを琴弦と云ふ |
二寸入るを菱齒と云ふ |
三寸入るを嬰鼠と云ふ |
四寸入るを玄珠と云ふ |
五寸入るを谷實と云ふ |
六寸入るを愈鼠と云ふ |
七寸入るを昆戸と云ふ |
八寸入るを北極と云ふ |
以上如斯深浅に八名あり。然るに交合の道深く入るゝこと切に |
忌むなり。常に入れば必らず五臓破る。 |
一に谷實に至らしめば必らず肝を破る。 |
二に愈鼠に常に至らしめぱ肺を破つて心地悪しく舖力を居附して |
腰を痛ましむ。 |
三に昆戸に繁く至れば必らず脾を破つて面の色黄にして腰しびれ |
股すくみ腹痛む。 |
四に北極に至らしめば必らず腎を破り男女共に病を生ず。 |
又甚だきわがしく玉莖を出入し速かに行ふ事を嫌ふ、周章急ぐ時 |
は必ず氣道を破り、胸中に諸疾を生ず。 |
医心方にこれと合致するものはない。損益ならば七損と八益がある。深浅と関係はあるのだろうが読み取れない。
黄素妙論は、ここで深さの名前を上げているけれど、九勢で出て来たのは2つだけ。医心方に同様の定義があれば理解出来たものを前後から推測するしなかった。
ただ、九勢で問題にした様に名が一致しない。その手がかりとなるものが見つかった。玉房秘訣に九浅一深の説明が見つかった。この最後に深く入れてはならないと書かれ、黃素妙論と同様に害の内容が書かれている。
それによると
穀實=肝を痛める~ 谷實=肝を破る~
龍飛勢で同じことではないかと書いたがそれを裏付けられると考える。。
臭鼠=肺を痛め~ 愈鼠=肺を破る~
これも同様に猿搏勢で書いた裏付けられると考える。
昆石=脾を損ない~ 昆戸=脾を破ぶる~
これは鳳翔勢で書いた。同様に裏付けられると考える。
医心方の表記とここの定義名の対比をすると
一寸 琴弦 琴弦 同じ
二寸 菱齒 麦歯 古書体を解釈する際の違いと考える。(浅い意味は同じ)
三寸 嬰鼠 嬰女 亀頭勢で同じと書いたが根拠に乏しい
四寸 玄珠 赤珠 同上(蟬附勢で説明)
五寸 谷實 穀實 玉房秘訣の害となる臓器名と黄素妙論内容が一致する。
六寸 愈鼠 臭鼠 同上(第四和志[玄女経]に愈鼠の表現が使われている)
七寸 昆戸 昆石 同上
八寸 北極 なし ?
左は黄素妙論なので元は素女経、右は九法からの引用は玄女経、害が書かれていたのは玉房秘訣と参照するもので名が別れることが解る。困るのは「愈鼠」玄女経も引用なら九法と同じでないとならない筈だが・・・深浅の問題だけに深く読まないならないのだろう。
残るは北極。害が書かれた玉房秘訣の記述にない。そもそも8寸というと12cm、大柄な女性なら16cm。
膣の長さは膣口から子宮口まで8~10cmが東洋人の標準なんだそうだ。当然収縮性があるので伸びるが12cmはともかく16cmとなるとそこまで長いマラを持っている男も少ない筈(陰茎の平均は12cm)
寸の計算が違っていると気づいている方がいると思います。ここで計算に使っている長さは1.5cmと2.0cmです。
根拠は鍼灸にある同身寸の考え方で、1寸の求め方は、下の図を見て下さい。人差し指を折り曲げたスケッチです。
緑線は巾になっていますが実際は第1と第2関節が作るシワの両端の距離です。図が悪いのですが、右肩下がりの線が引ける距離になります。
私の手で測ると2cmになりました。男にしては小さ目の手だと思うので、女性なら2cmでも長い方ではないかと考え、長い方を2cmとしました。1.5は小柄な人でもこれくらいはあるだろうと言う想像です。
実際には何センチなるかは女性の人差し指で測る必要があります。
九勢9.鶴交勢 九浅一深などの動き
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