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閨房書

本は沢山手に入れた。しかし、読むより見る方が多くなかなか理解が進まない。
今さら書くのも変だが、現存していたのは遣隋使などが持帰り後に丹波頼朝よりともが編纂した
医心方の28巻房内編だけだっtようだ。

医心方には幾つかの本から書写されている。
これらの原書は随時代などの書籍目録には名前が記載されているが中国に原書は残
っていなかった。

近年、中国でも学術的な墳墓の発掘が行われ失われた書物が発見されているようだ。
ただ竹簡に書かれたものは留めてあった紐がなくなり短冊状にバラバラになって見つかったり
絹の布に書かれたものは一部しか読めないものなど問題は山積しているように聞く。
最初に注目されるのは歴史に関わるもので閨房書などは後回しになるのだろうと創造する。

医心方にしても身体の部位の名前は不明なものも少なくないようだ。
例えば、琴弦は近年まで陰核と理解されていた。

ところが、敦煌石室から『天地陰陽交歓体楽賦てんちいんようこうかんたいらくふ』という文献がみつかり
素女経などの引用で深さ一寸を琴弦、五寸を谷実と言うという注釈が付いていたことから
膣内の名称と判明。
※『中国の性愛術』土屋英明著 新潮社刊

歴史は嫌いな者だがジグソーパズルは大好き。
欠落したピースを本来の位置に入れた時の快感が大好き。
絵柄と文字またはその意味となると勝手が違い過ぎるので専門家に任せるとして
新しい発見が楽しみ。



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