御さずして不交を知る法

『色道禁秘抄』の第九回にいわば処女鑑別法が載っている。
江戸時代は処女は嫌われと書いて来たが、この問答は何を意味するのだろうか。

概略はこんな感じ
　　　少女と年長の女、男に交わったことがあるかを交接しないで知る法
　問、少女が男と交わった経験があるかないかを交接せずに知る方法はあるか。
　答、少女は破瓜すれば、陰戸両辺の肉大人と同様に外え露出するもの。
　　　しかれども十五未満の天癸てんきを見ざる少女ぬすめにて知るべく。
　　　年長の女を試みるには、便器に麻灰を入れ、その上に股がらせ、四方から
　　　風がはいらないよう囲み、鼻の中え紙縒を入れ、くしゃみをさせた後、便器を吟味する。
　　　一度たりとも交わった女は処女膜破れているので、気下きかに通して麻灰が飛んだ痕あり
　　　処女膜が破れていないと気化に漏れぬゆえ、灰には変化がない。
　　　破瓜時出血するのは亀頭にて右の膜を破るゆえ、大小出血するなり。

江戸時代のことだから非科学的で根拠のない話といっしょうにふしてしまえばそれまで。
問題は処女膜の有無を調べる方法としては不適切なのは明白。
現代では、性交しなくても無い人がいることが分っているし、初交だけで処女膜がなくならいことも分っている。

興味を抱いたのはくしゃみをすることで膣口から空気が出るものだろうか？
大きなくしゃみは腹部に大きい力が働くことは経験あると思います。

その際、膣に空気が入っていたらと考えると、場合によっては、はく息ほどの流量があるのでは（＾＾；；
自分で考えていて思わずクッスとして仕舞った。江戸は当然着物を着ていたし下着などつけていない。

クシャミをした拍子に、おならの様な音がやや前方から聞えたりすることがなかったのだろうか？
ショーツをはいていればショーツがフィルターになるから本人も意外に気がつかなかったりするのでは？