スペンス乳腺

ちょっと古い話題になってしまったかなぁ～一昨年ネットで騒がれていたようだが？
全く新しい、第2のGスポット、新発見などの言葉を見かける。

古い文献にあたれば何も新しいことなどない。センセーショナルな書方で目を惹こうしているだけ。
スペンスて何？場所が書かれてはいるが具体性に欠ける記述が目立つ。

場所から言えば、腋の下近くの副乳＋乳房外側の性感帯。
新しくない証拠に「いろの辞典」（出版から１９年目）にも、スペンスの乳腺尾部としてある。

性感帯で新しい発見は個人ではあるでしょうが広く一般の人に共通のものが見つかるほど
人は無頓着じゃない。遣隋使や遣唐使が持帰った医学書を集め編集した医心方。
持帰った当時に書かれてものとしても千数百年、紀元前のものと言われるもののあるから
二千年以上、夏まで遡れば４千年以上、長いと思うかもしれないが、体の進化スケールで
見れば微々たるもの。人間は殆ど変っていないと言えると思う。

スペンスの乳腺尾部をいろの辞典から引用しよう。
　女性の腋の下と乳房の境界部にあり、上半身中最も敏感な性感帯と言われる部分。
　感度は陰核亀頭*の５０～６０％ぐらい。この部分への掌による優しい愛撫や強烈なキスは
　女性に最高の性的興奮を惹き起すと言われる。～後略。　（注：*亀頭は追加しました）

副乳は言うと、腋の下、乳首、股にかれて走る乳腺堤上に退化しきっていない乳首などが
女性の５％男性の２％程度残っている。

スペンス乳性は腋の下あたりから乳房の外側の縁にそった部分。
個人のHPなどに書かれているが医学関係は見つけれないしウィキペディアにさえ項目がない。

言えることは性感帯であることは間違いないが古くから知られているもので
画期的な新発見でも何でもない。私に言わせれば言葉遊びでしかない。
意味、本質を知ることが大切。