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女閨訓 閨中一般の心得-3

これまでは、子女は子供産むか30歳前後を過ぎないと、心身共に快感を知る事が出来ない。
その為に夫の求めに応じなかったり、応じても嫌々やっていては幾ら美人でも男は離れて行く。
何故ならば、男は年を取るに連れ容姿より閨房術に長けた女の許へ走るようになるから・・・。
妻として閨中第一の本分は、いつ如何なる時の求めでも笑顔で快く受け入れる事であると説いてきました。
では、第二以降は何をしろと言うのでしょうか?

元本 (昭和19年)
女閨訓(全文)  閨中一般の心得
現代訳
女閨訓(全文)  寝室での一般心得
 第二には、唯夫の求めに快く応ずるのみならず、進んで我より之を求むる時は大いに男の心をよろこばしむものなり。敢て露程も口に出さざるとも、或は入れて欲しき態にて脚を絡みて抱き付き或いは夫の前に手を入れて静かに之をもてあそぶべし。総じて男に其の心なき時は男根小さく軟かきものなれどもてあそぶに従つて堅く大きくなり、遂には其心も出て来るものなり。昔の女1は此のことを欲せざる風することが静淑2にして慎しみ深き3ものなりと考えたる様なれどそれは最も誤りなり。妻女余りに堅苦しく閨房味気なき時は、夫は必ず遊女等の面白さに心引かるゝに至るべし。  第2には、ただ夫の求めに快く応じるだけでなく、積極的に自分より求めれば大いに男の心を喜ばせるものです。敢えてつゆ程も口に出さなくても、甘い仕草で脚を絡めて抱き付いたり、夫の前に手を入れ大切なものを静かにおもちゃにしなさい。だいたい男にその気がない時は男根小さく軟らかいものです。弄ぶにしたがって固く大きくなり、遂にその気になるものです。昔の女の最大の誤りは、静淑にして慎み深きを本分とし、このように欲しがらない風潮です。妻が余りにも堅苦しくセックスに味気ないのでは、夫は必ず遊女等の面白さに心惹かれるようになります。
  1. 昔の女:書かれた時代から考えて江戸時代の武家や良家の子女なんでしょう。
  2. 静淑:もの静かでしとやかなこと。
  3. 慎み深い:心をひきしめて軽はずみな事をしない。
 遊女の手練手管てれんてくだ4と云ふも他になし、誰よく男のほっする処を察して我より巧みに持掛け取りなすに在るなり。夫の心を見るの明の、正妻にして遊女に劣らば如何に口惜しかるべき。されば女たりと我より夫を誘ひ持掛くるもよき事なり。仮令たとい眠りに就きたる後といえども静かに探りて之をもてあそび、其堅く大きくなるを持ちて我から仕掛けて、女陰にくわへ込みひしと抱付きて夫を目覚まさば、夫も亦其思ひがけざる歓待に驚き喜び狂はんばかりに感謝の念を以て之を迎ふるは必定ひつじょうなるべし。  遊女とは男を騙し思いのままに操る女です。誰よりも男の欲情を察して自分より巧みに誘い取りなします。夫の目を見れば判ること、正妻なのに遊女に劣っては如何に口惜しいことか。それならば女として自ら夫を誘い持ち掛けることも良いことです。例え寝て居るといえ静かに探りこれを弄び、固く大きくなるのを待って自らバギナへ導き入れて夫を起こせば、夫も思いがけない歓待に驚き喜び狂わんばかりに感謝してこれを迎えるは当然です。
  1. 手練:人を騙してあやつる技巧。手管も同じ意、重ねることで意味を強める。
 ことに夫が心を他の女に思ひ或いは他処に情婦等の出来たる折は一層気を付けて屢々しばしば我より持掛け夫の情を取り戻す様につとむべきなり。斯る時には前に述べたる様にして無理にも毎夜の如く乗り掛けて其精液を吸ひ取り常に夫の精の臓を空にして置く時は夫の心に他の女を想ふ余裕なくなり我身のみ可愛しと思ふ様になるものなり。  特に夫が他に女に心よせたり、或いは外に情婦等が出来た時は、一層気を付けて屡々自ら誘い夫の愛情を取り戻す努力をしなさい。この様な時は前述の様に無理にも毎夜毎夜誘い精液を吸い取り夫の体から精子を空にして置けば、夫は他の女にを想う余裕がなくなり私だけ可愛いと想う様になるものです。
 第三には、交合の間一々其の感情を言葉に出して云ひ表はす事なり。之又大いに夫の心を楽しましむものなり。飲食の馳走にても御世辞と云ふものある事なり。何を馳走しても好きとも美味しいとも云はざれば張合の無きものぞかし。されば「快し」とか「恋し」とか、或は「もつと奥の方を強く突いて」とか「口許を擦りてよ」とか、様々注文するも亦夫をして張合あらしむる所以ゆえんなり。  第三には、セックスの間はいちいち気持ちを言葉に出して言いなさい。これも大いに夫の気持ちを高揚させるものです。食事のご馳走でもお世辞を言うものです。何を出しても好きとも美味いとも言われなければ作る張り合いがありません。ですから「気持ち良い」とか「愛してる」とか、或いは「もっと深く突いて」とか「入り口を擦ってよ」とか、さまざまな注文をするのも夫に張り合いをませるためです。


欣欣女史は烈女と言われていたそうです。その片鱗をうかがわせる内容になっていますが『心得』なんです。
これくらいの心づもりを持てと理解するのが良いのではないでしょうか?
例えば、他の女の許に走った亭主を取り戻す方法は限界があると思う。確かに肉体関係が主因ならこの方法も有効でしょう。
しかし、男として心が離れたら逆効果になって仕舞う様に思えます。

第四はAVを無音声で見ても面白くはないです。とは言え音声を出しても意味のない声ばかりなってことも・・・
個人的には、あしろこうしろと言われるのも嬉しいけれどサービス精神旺盛なので、そちらに気をとられ肝心なところが萎んだりします。
「過ぎたるは及ばざるが如し」最初の序にあった「隠さず」は行為だけでなく、夫婦でよくコミニケーションと取ることも含まれる。

次は第四からです。まだ一般心得が続きます。

  
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 閨中一般の心得-2 閨中心得2    閨中心得4 閨中一般の心得-4

  
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女閨訓 閨中一般の心得-4

いよいよ閨中一般の心得の最後です。あんぐりと開いた口が閉まらない驚きもありましす。
取りあえず読んで見て下さい。

元本 (昭和19年)
女閨訓(全文)  閨中一般の心得
現代訳
女閨訓(全文)  寝室での一般心得
 第四には、よく調子を合わす事なり、夫が腰を大腰にひろく使はば我も緩く揺り上げ、小刻みに早くする時は我も亦速くし、一般に夫の抜き上げる時は我は腰を引き、夫の突込む時は我は腰を持ち上げて女陰を擦り付ける様にして受くべし。  第四には.よく調子を合わせ、夫が大きく腰を使えば自らも緩く揺り上げ、小刻みに早くしたら合わせて速くし、一般に夫の抜き上げる時は腰を引き、夫が突っ込む時は腰を持ち上げてヴァギナを擦り付ける様に合わせます。
 斯くの如く揉み合わせ、将1に夫の精液洩れ、気逝かんとする時は、我も亦無我の境に入りて夫と一心一体とならん様に努めべし。凡そ男気が逝き精の洩れんとする前には、必ず気管荒々しくなりて、強く抱き締むるものなれば、其時を良く心得て我も亦力の限り抱き付き下より舌を寄せて夫の口を吸ひ同時に息を詰めてあたかも尿を堪ゆるが如く2して陰膣の口を引締め、男根を吸ふが如く締るが如く歓待すべし。凡そ男は女より強く抱締められるを最も悦ぶものなり。  この様にもみ合い射精しそうな時は、無我の境地に入り一心一体となるよう努めなさい。おおよそ男が射精する前には、必ず呼吸が荒々しくなり、強く抱きしめて来たら、その時を良く心得、力の限り抱き付き、下からディープキスすると同時に息を止め小水を我慢するようにして膣口を引き締め、男根を吸う様に締める様に歓待しなさい。だいたい、男は女より強く抱きしめられるのを最も悦びます。
  1. 将:簫の誤りか?文脈からして陰茎の意。「しょう」と読み陰茎の意味を持つのは簫。簫は中国の縦吹きの楽器、四十八手の名前「尺八」や「横笛」があります。
  2. 肛門を締めろとも言います。考えて見れば骨盤底筋群が尿道口、膣口、肛門に連なっています。肛門や尿道口は毎日使う随意筋ですから判り易い。
 斯くて今将に気の逝く時には、仮令たとい今我身は快くなくとも、夫うめかば我も亦呻き夫声を揚げなば亦声を揚げて其楽しみを助け、共感を同ふする様に心掛くべし。凡そ交合の前後を通じて一般に心得べき事は専心なるべき事なり、他念あるべからず。世間往々にして余り動揺しては舅姑きゅうこの之をさとらん事を懼れ、或いは息音を荒くし呻吟声を揚げては来泊の客の聞かん事をおもんばかり、或いは不時に之を為しては召使の見ん事をはばかり、戦々恟々せんせんきょうきょうとして之を始め息を凝し、音を忍びて恐々として終わるものあり。  このようにして射精する時は、たとえ快感を感じなくても、夫が呻けば合わせて呻き、夫声を上げればまた声を上げその快感を助け、共感するように心がけなさい。およそセックスの前後を通じて一般に心得て置くことは専念することです。他の事を考えてはなりません。世間では余り揺れると両親に気づかれる事を恐れ、或いは荒い呼吸の音や喘ぎ声を上げては来客に聞かれることに遠慮し、或いは思いがけず音を聞きつけた使用人にのぞき見されることを憚り、音を立てない様に恐々として終わる者があります。
 斯くの如きは実に自然の感情に反するものにして身を破り心を害ふに至る。不義不道ならば人に隠す要もあらん。いやしくも夫婦和合の道を行うは人倫じんりん大本たいほん也。公明正大にしてづる所なく、何人も夫婦にして交合を行はざる者ありと思惟しいする者あらんや、宜敷一切の懸念を避けて自然の心のままに充分其快楽に没頭すべきものなり。  この様な行いは自然な感情に反するものでストレスを溜め心を病む。不義不道の行いなら人に隠す必要もある。まことに夫婦和合に道は人倫の基礎になるものです。公明正大にして恥じることなく、どんな人も夫婦でセックスをしないと考える者がいますか、よろしく一切の懸念を払拭し自然の心のままに充分その快楽に没頭するべきです。
 更に心得べきは其事終りて後のことなり。既に男根を抽出し、我ものを拭き終れば万事おわれりと思ひて、直ちに眠りに就くはまことに心なき業なり。凡そ男一度その精液を洩らす時は心身共に大いに疲れるものして、只単に腰を動かすのみなる女子の疲労とは同断の比に非らざるなり。  更に心得ることはその事が終わった後のことです。既に男根を抜き出し、自らも拭い終わり全てが終わりと思って、直ぐに眠ってしまっては心なきことです。だいたい男一度射精する時は心身共に大変疲れるもの、ただ腰のみを動かしている女子に疲れと同じに比べものにならない。
 されば我を可愛しと想ふ許りに斯も疲れしと思ひ遣りて、夫のものをも丁寧に拭ひやり、改めて再びひし3と抱締め強く長く口を吸ひて其労をなぐさむべし。然る時は大いに夫の元気を回復せしむるものなり。それより夫の眠りに堕る迄は其眠りを妨げざる程に静かに男根より陰嚢に掛けて優しく按摩をなすべし。之肝要の事にして妻たるもの忘るいべからざる本分なり。  だから私を可愛いと思うばかりにこうも疲れたと思いやり、夫のものを丁寧に拭って、改めてまた強く抱きしめ強く長くキスをしてその労をねぎらいなさい。そうすれば夫は直ぐに元気を取り戻します。それより夫が眠りに入る迄はその眠りを妨げないように静かに男根から陰嚢にかけて優しく按摩をしなさい。このこと非常に大切なことで妻として忘れてはならない本分です。
  1. 犇:力を入れて何かをする。
 男は交合の後は一般に其余りに疲るるが故に後にて悔ゆる至るものなり。其時に当たりて斯くも手厚く慰め労はるる時は、初めて我妻に対する感謝の心湧然として起こり其念はやがて一家和楽の基を成すと知るべし。  男はセックスに後は一般に余りにも疲れることから後悔するもの。その時にこの様に手厚く労をねぎらえば、初めて我が妻に対する感謝に心が湧き満ちて起こりその気持ちがやがて、うちとけて明るい家庭の基を作ると覚えて置きなさい。


男をいたわってくれる記述が多いのですが、男としても引くところがあります。
子女と言う表現が多様されているので検討が付くと思います。
明治時代に上流家庭のお嬢様に書いたものなのでは?
閨房に知識が乏しい子女に女としてこれだけ遣らなければ男を虜に出来ないのよと
馬を鞭打つ様に畳みかけている様に思います。

次は「新婚の心得」です。

  
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 閨中一般の心得-3 閨中心得3    新婚の心得1 新婚の心得-1

  
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女閨訓 新婚の心得-1

女閨訓が書かれたは明治の後半です。当時の上流家庭の女子の初夜は殆どが初体験だったと容易に想像が付きます。
平成の現代では、その様なケースは少ないく初夜をどうするか等は余り参考になるとは思えません。
(ところで、江戸時代の婚礼儀式に付いて書かれた本があります。その本のパロディとして【注意】艶本なので春画が入っています。見たい方だけクリックして下さい→婚礼秘事袋があります。女大学に女大樂宝開が有るような関係です)
当時の風俗習慣を知るには面白です。(例えば仲人は何故既婚の夫婦でなけれならないのか?そんな疑問の答えが見つかります)また、初体験を迎える前なら多少参考になることもあるでしょう。

当初は古いものなので余り役立たないと思い原文のまま転載しました。
ところが新婚(初夜)の心得で来る人が多いことから、訳と今ならどうするのかを書くことにしました。

元本 (昭和19年)
女閨訓(全文)  新婚の心得
口語訳
女閨訓(全文)  新婚の心得
 婚礼は男女共に最も重大なる儀式にして、一生の幸不幸は実に此時に於て定まるものなり。殊に女子に在りては結婚初夜の振舞は永く夫の心に残るものなれば、従来一家の和楽なるか否かは実に此一夜に係わるものと知りて充分心を用ふる要あるべし、昔は婚礼の夜、交合の道に就いては男女共に未知なる者多かりしを以て、予め母親若しくは仲人より懇々仔細に渉つて其道を説明されしものなり。1  婚礼は男女共に最も需要な儀式にして、一生の幸不幸はこの時に於て定まるもの。ことに女子においては結婚初夜の振舞は永く夫の心に残るものだから、これまでは一家の和楽なるか否かは実にこの一夜に係わるものと知り充分心を使う必要がある。昔は婚礼の夜、交合の道については男女共に未知なる者が多いため、あらかじめめ母親若しくは仲人より懇切丁寧その方法を説明されたものだ。
  1. 冒頭で紹介した婚礼秘事袋で、最初に書かれているのが「色道のしつけ方」 概略は、婚礼の日までに遊所へ連れて行き、太夫(江戸の初期だけ以降は花魁)などの立振いを見せ、好色本草紙類を揃えて置き、常に見せて注意を惹かせれば生理が始まる。生理は聟に隠すものなで対処を事細かく教えた。パロディなのでそのまま信じては駄目です。ただ、好色本草紙は(今で云えば図解入りのHow To本)男女共に読んでいた様です。それにしても、初潮の頃とは?江戸時代の婚期は地方でばらつきがあったようですが・・・大名などの政略結婚を風刺したのか?
 今は大抵女子が仮令たとい知らずと雖いえども学問道拓けたるが故右の要なくなりて2、只女は男の為すが儘に身を託せよといふに止まりたり。然れども只身を委ねると云ふのみにて 人形を転がしたらん様に味気なければ 男の心楽しからず。いわんやはずかしさの余りにもせよ男を押し退け、或いは其手を払ふ等する事あらば、一生夫の心に不快の種を蒔き、一家の和合を欠くに至るべし。  今はたとえ女子が知らなくても教育を受けているゆえ右の必要がなくなり、ただ女はするままに身を託せとだけになった。しかしただ身を委ねると言うだけで人形を転がした様では味気なく男も心から楽しめない。言うまでもなく恥ずかしさの余りに男を押し退け、或いはその手を振り払うなどすれば、一生夫の心に良くない記憶を植え付け、一家の仲を悪くすることになる。
  1. 教育と言うがどうだったんだろうか?庶民で言えば江戸までは夜這いに象徴されるフリーセックス。明治政府は夜這い混浴などに規制をかけ抑圧した。それでも、夜這いは地方で生き残り遊郭も存在したし、法律で禁じられても相変わらず公然として残っている。現代の性教育の実態は知らないが、ネットが普及して以前より簡単に知ることが出来る。しかし、興味本位の情報が溢れ実用的なものがどの程度あるのか疑問。親が教えるのが一番だと思うが日頃から話題にならないことは照れで話せるものではない。判る範囲で書いて見ようと思うので参考になれば・・・
 総じて生娘の心は美しき夢をのみ見るものにして、交合の道などは醜きもの、けがれたるものとして触れざらんとするものなり。 されど一旦人の妻たらん事を約して其家に臨まば、先ず第一に其の考えを変える事を要する也。  だいたい処女であればロマンチックな夢を見て、セックスなどは醜くけがれたものとして遠ざけているものです。 しかし一たび妻となることを契約して嫁ぐならば、まず第一にその考えを捨てる必要がある。
 明治憲法下の「家制度」が色濃く出ていると思います。そうは言っても無視出来ない。特に初婚ともなれば式場、披露宴、新婚旅行や新居選びなどに気を取られてはいないだろうか? 幸せな話でで良いのですが、ヘンドリック・ヴァン・デ・ヴェルデ著「完全なる結婚」では、結婚生活を4本の柱とし、1.正しい配偶者の選択。2.家庭の良い雰囲気作り。3.双方の希望に叶った子供の問題。4.調和の取れた性生活。を上げている。 夢破れ「性格の不一致」を理由にする離婚が多い。便利な理由ですが、一方が合意せずに司法手続きに入れば性格の不一致では認められません。DVも多いが増加傾向にあるのは性的不満。レスは当然として嗜好が合わない(極端な例でしょうが必ず靴を履くことを求められたことを裁判所が認めた) 遅くても、婚約するまでにカップルで良く話し合いをすることです。ともすると、不都合なことは目をつぶる。または、自分に有利に考えるもの。先送りしも早ければ新婚初夜で破綻します。
 即ち、交合の道3こそ天地人倫4の大道にして、男女共に其身心の足らざるを補う道なれ。 太古の神々5も我が父母も皆交合の道に依りて子孫創造の大業を立てしなりと思ひ、悦び進んで此道に従はん事をこいねがふべきなり之第一に心懸くべき事なり。  すなわち、セックスは人が守るべき義務でこの宇宙の大きな道理にして、心身両面に渡り互いの足らないこと補うことを積み重ねなさい。 太古の神々から両親まで皆セックスにより子孫を受け継いできたことを思い、悦び進んでこの道理に従う事を切望することを第一に心がけなさい。
  1. 道(とう)=人として守るべき義理と言う意味があります。
  2. 天地あめつちことわりを以って人倫と為す」神道しんとうの考えを引用してのでしょう。自身がありませんが「天の神と地の神の条理をもって人と人との間の道徳的秩序をなさる」変か?
  3. 序-1に出て来た伊弉諾尊いざなぎ神話の男神と伊弉冉尊いざなみのことでしょう。
 近来は西洋の俗風入り来りて婚礼儀式の夜直ちに新婚旅行に出掛け、旅館ホテルにて初夜の交合を行う人あれど、我が国の貞淑の風には適はぬ也。我国一般の習慣に就て云へば新婦は新郎の家に至り、三々九度の盃、親類、縁者の盃事滞りなく済ませば仲人はよき折を見計らひて夫婦を寝所に導入るゝなり。其処には床一つ枕二つあり、新郎は其上に座して床固めの盃をするなり。次に女仲人は先ず新婦を厠に案内して連れ帰る。昔の仲人なら新郎新婦床に入り交合を行ふ迄何くれとなく細かに世話せしむものなれど今は男仲人は次に新郎を厠に案内するに連れ出して再び来らず、 女仲人は新郎の厠に行き居る間に、新婦をして寝衣に着更へさせ床の枕上より見て左に方へ右手を下にして臥さしめて後は直ちに寝所を出づる習ひとなれり。  現代は西洋の習慣が入って来て結婚式の夜に直ぐに新婚旅行に出掛け、旅館やホテルにて初夜を向かえる人があるが、我が国の慣わしには適さない。我が国一般の習慣について言えば新婦は新郎へ家入り三三九度の盃、親類、縁者の盃ごと滞りなく済めば仲人が良き頃合いを見計らい夫婦を寝室へ連れ出した。寝室には布団一つに枕二つあり、新郎はその上に座り床固めの盃をします。次に女仲人が先ず新婦を手洗いに連れ出し戻って来ます。昔の仲人なら新郎新婦床に入りセックスを行うまで何かと世話をしたものだが今は男仲人は次に新郎を手洗いに連れ出し暫く帰って来ません。女仲人は新郎が手洗いに行っている間に、新婦を寝巻きに着替えさせ床の枕から見て左側へ右手を下にして寝させた後は直ぐに寝室を出る習わしだった。
 平成の現代では婚前交渉が多くなっているので、新婚初夜が初めてと言うカップルは少数派では?新婚を外して 初夜の準備 を纏めました。長くなったので別のページにしています。
斯くて新婦は独り静に新郎の入り来るを待つ、やがてて新郎帰り来り寝衣を更へさらえて床に入り新婦と向き合ひて臥す。之極めて大体の順序にして土地に依り種々特別の習慣ありと知るべし。此の時はじかし等思ひて顔を叛け、或は袖にておおふ等の事はすまじきものなり。又新郎が我が身を引き寄せ寄り添ふ時に身を退くものに非ず、皆む事也。腰を引き丸くなる寝方をせず、自然に正しく横に臥すべし。新郎し心利きたる人なれば様々の世間話などして新婦の心落着くを待つものなり。此時は若し問はれし事は明瞭に答え、我よりも心のびやかに居るべし。徒に6はに)かみて返事せぬ等の事は極めて悪し。 こうして新婦は一人静かに新郎が入って来るを待つ、やがて新郎が帰って来て寝巻きに着替え新婦と向き合って寝ます。これは極めて大雑把な手順で土地により種々特別の習慣があると知って置きなさい。この時恥ずかしい等と思い顔をそむけ、或いは袖で覆う等のことをしてはならない。また新郎が体を引き寄せ付ける時に身を離すものでははない、皆嫌うことだ。腰を引き丸くなる寝方をしなで、自然に正しく横に寝る。新郎もし気の効く人ならば色々と世間話などして新婦の心が落ち着くのを待ちます。この時もし聞かれたた事は明瞭に答え、自身も心伸びやかに居なさい。無駄にはにかみ答えない事は極めて悪い。
  1. 役立たない。無駄。
物慣れたる新郎はくて様々話し乍ら先ず左手を我が枕の下に差し入れ、肩をへて抱き右の手にて裾を開き、肌をももより上の方にしり迄撫で上げると共に、裾を払ひ除け肌と肌とをひし7と抱き寄せ口を吸ひ舌を吸ふ。其間に右の膝頭ひざがしらもて我両脚の間に次第に割込む也。斯かる折も脚を締め、股をせばまて恥らふ如きは決して夫に対する礼に非ず。男の膝の進むに任せ徐々に股を開くべし。何事も力を出してあがらふ事は避くべきなり。次に夫は右手を股の間に差し入れ静に女陰を撫廻なでまわし、指にて両のふちを開きて吉舌ひなさきを擦り更に指を以て、特に人差し指と中指の二本にて、但し一、二人子供を産める女子には薬指とも都合三本を以て様々に 弄 廻 もてあそびまわせば思はず玉門自ら潤ひ湿り来る事は我身にもそれを感ずるものなり。其時初めて我身も両手にて夫にすがり付き、余は何事も何事も男の為すがままになるべし。やがて男は其儘我が身を押して仰向けにし、両膝を立てゝ我身の股間に入り両腿にて我股を開きつゝ我身の腹に重なり臥し、右手に男根を持ち添へて当てがふなり。 もの慣れた新郎はこうして様々な話をしながら先ず左手を我が枕下に差入れ、肩をかかえて抱き右の手で裾を開き、肌を腿より尻まで撫で上げると共に、裾を払いのけて肌と肌を合わせ抱き寄せて口を吸い舌を吸う。その間に右の膝で我が兩足の間に次第に割り込む。かかる時も脚を縮め締め、股を狭めて恥じらうことは決して夫に対する礼をではない。男の膝の進むに任せ徐々に股を開きなさい。何事も力を出して抵抗することは避けなさい。次の夫は右手を股の間に差し入れ静かに女陰を愛撫し、指で両ヒダを開き陰核を擦りさらに指で、特に人差し指と中指薬指の二本・・・但し、1・2人の子供を産んだ人には薬指を加えた3本で様々に愛撫すれば思わず膣口が潤い湿ることは自身もそれを感じることが出来る。そうしたら両手で夫にすがり付き、あとは何事も何事も夫のなすがままにしなさい。やがて夫は体を押して仰向けし,両膝を立てて股間に入り両ももで股を開きつつ我が腹に重なって臥し、右手に陰茎を持ち添えてあてがう。
  1. 密着させる

ここまでで約半分です。後半は男の経験度合い別に幾つか留意することなどが続きます。

  
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女閨訓 新婚の心得-2

前回の続きです。節の終わりで切ったつもりでしたが途中でした。それでは続きを
元本 (昭和19年)
女閨訓(全文)  新婚の心得
口語訳
女閨訓(全文)  新婚の心得
 初夜に在りては新婦が我手にて男根を持ち添へて導く等の思ひも寄らず。両手は唯懸命に男のを抱くべし。凡そ生娘の陰門には処女膜としょうへるものありて其門の下半を塞ぐ1が故に 平生 へいぜいは殆ど 僅々きんきん一指を通ずるあなあるのみなり。然るに最初の交合にて初めてたくましき男根を受くるに当た此膜破れ列痛れっつう 2を感じ、多少の流血を見るものなり。処女膜は自己の手淫しゅいんに依り、若しくは高所より落ちたる場合、又は体質に依り種々破れる原因もありてあながち男根を受けて初めて破れるとばかり定れるにみに非ず。之何人にもある事なれば驚き騒ぐ事あるべからず。  初夜においては新婦が自らのてで陰茎を持ち添えて導くこのなど予期しないこと。両手はただ懸命に夫の背中を抱くこと。おおよそ処女の膣口のは処女膜と隔てるものあり膣口の下半を塞ぐために通常は殆ど高々指1本を通す穴でしかない。ところで最初の交合で初めて逞しい陰茎を通すに当たってこの膜破れ激痛を感じ、多少の出血があるもの。処女膜はオナニーにより、若しくは高い所より落ちる場合、または体質により色々と破れる原因があってあながち陰茎の挿入で初めて破れるとばかりは言い切れない。これはいかなる人も経験することで驚き騒ぐことをしてはならない。
  1. 筋肉質のヒダ状のもの。この穴から生理時の経血が流れ出る。下半分を塞ぐとあるが、穴の数も形も様々。処女膜の有無で処女を判断した時代もあった。初交以前に色々な理由から破れることも。反面、初産まで残る場合もある。西洋では中世まで知られていなかった。その後、初夜権が領主や司祭にあり重要視されていたのだろう?日本はと言えば、江戸時代の書物に処女は味が良くないと記述されたものまであり、初夜は経験豊富な男(多くは仲人、夜這いを依頼することも)が破瓜を済ませた。2.激痛。人によっては歯痛に例える人もいる。男女共に最初は痛いものと思い込んいるように思う。男は痛い痛いと言うのを当然と思い、酷いがなければ経験済みと思うのでは?無理矢理こじ開けるようなことをすれば経験者だって痛い。闇雲に押し込み激痛を伴えば次から憂鬱になり避ける様になるのも理解出来る。痛みを少なくする方法を知るべきだ。
 男其の男根を陰門の口に臨ますや3両手を我身の脇の下より入れて肩を抱き痛みに依りて我身の床より乗り出すを押へ次第に腰を動かしつゝ入るゝなり。此時は我身も亦多少の痛みは堪え忍びて少し宛腰あてこしを揺上げ5て男根を迎へ受ける様にすべし。女陰既に潤ひ4たれば、一旦口許を通り過ぎる時は最早もはやさほど痛まず男の激しく抜き差しする摩擦によりて、次第に何となく手足の疲れる様な感を覚ゆるもの也。夫の腰の動き、次第に早く激しくなるや鼻息荒々しなりて我身を押潰すほど犇々ひしひしと抱き締め、急にはたらきを休めて唯腰と腰を確かり押付け太く溜息を吐くに至るべし。此の時は即ち男の精液洩るゝ時にして熱き液汁こそ、云はば男の分身にして子孫繁栄の根元なれば、我身もよく心して抱きつゝ女陰の口を締め付け大切に之を吸い受くる様にすべし。之にて初夜の交合は終わりたる也。  男その陰茎を膣口に当てがい両手を我が身のわきの下より入れ肩を抱いて痛みのために床より乗り出さない様に押さえ次第に腰を動かして入れる。この時多少の痛みに堪え自身も少しあて腰を揺り上げて陰茎を受け入れる様にする。既に充分に濡れていれば一度膣口を通り過ぎればもうさほど痛まず激しく抜き差しする摩擦により、次第に何となく手足の疲れる様な感じがするもの。男の腰の動き、次第に早く激しくなると鼻息荒々しくなり我が身を押しつぶすほどキュッキュッと抱き締め、急に動きを休めただ腰をしっかり押しつけ太い溜息をつく。この時熱い液体が流れそれこそが精液、言わば男の分身にして子孫繁栄の根源だから、自身も良く心して抱きつきながら膣口を締め付け吸い受ける様にしなさい。これで初夜の交合は終わりになる。
  1. 処女膜の話が入り挿入の説明になってます。前ページから続いていることを忘れない様に!
  2. 処女や経験が少ない女性にはローションを使い滑りを良くする。用意して居なければ、いきなり挿入しようとしなで、膣前庭(陰核~膣口)までを何度か往復させて亀頭を良く湿らせる。
  3. 体位には触れて来ていませんが正常位の仕方で説明が進んでいます。細かな説明は「色々な方法の心得」本間が参考になります。
 以上は心利き物慣れたる新郎に就て述べたるなり、されど新郎初心なるか又は、未だ女陰の湿ふうるおうも待たず無二無三むにむさんに見当もなく男根を突き掛け来る事あり。斯かる時は斯くあるべきものと思ひて我人差と中指に唾を充分に塗り付け之を陰門の口に塗廻し湿ほしうるおし、静に男根を手にて口許迄導くべし。然らざれば思はぬ怪我をする事あるものなり。或は又余りに世慣れたる通人つうじんは初より床に入らずして、先ず夜着を捲り我身を仰向けにしてその側に座し遠慮もなく裾をひらき両手にて股を拡げて熟々つらつらと女陰を眺め、舌もて之をねぶる者あり。6斯くの如き事は生娘にとりては恥しき限りなく、けがしくいとはしき事に思ひなすは道理なれど、夫婦とならば斯かる事も当然の事なるべしと思ひ諦め、眼を閉じ拒まずあらがはずし其の為すがまゝに委すべし。  以上は、経験があり相手を思う心づかい出来る男に付いである。しかし、男が初心者か又は、女陰が濡れるのを待たず見境なく陰茎を突いてくることがある。この様な時そう思い自分の人差し指と中指に唾を充分に塗りつけこれを膣口に塗り回し湿らせ、静かに陰茎を手に取って膣口まで誘導する。そうしないと思わぬ怪我をすることもある。或いは又経験豊富で良く知った者は初めから床に入らないで、先ず浴衣を捲り仰向けにしてその側に座って遠慮もなくすそを開き両手で股を拡げてじっくりと女性器を眺め、舌でここをしゃぶる者がいる。そのような事は処女にとっては限りなく恥ずかしく、穢らわし嫌らしいことと思うのは道理だが、夫婦となればこのような事もまた当然の事であろうと思い諦め、目を閉じこばまず抵抗せずにその為すがままに委せなさい。
  1. クニン(クンニリスニング)のここと。女性器のクリトリス,尿道口,小陰唇,大陰唇を舌や唇で愛撫すること。古くは舐陰(しいん)江戸時代は愛情が変わらないことを誓う義理立てとしてクニンをしたそうだ。似た言葉にアニリングス・啜口(せっこう)がある。これは肛門も舐める行ことで言葉として独立している。言葉は外来語で置き換わっているが、殆どのものが古い文献にあり欧米から入って来たとは思えない。
 されど舌を以て吉舌ひなさきや陰門の口を様々舐められ吸はるゝは何となく悪きものにあらず。次第に陰中7むづかゆくなりて、えも云はれぬ心地ここちすべし。斯の如くする夫は総じて女を可愛がり大切にするものなれば、交合の時にもよく心をめて歓待し将来の和合こそ願ふべきものなり。たとへ初夜の交合といえども跡の始末をするは女子当然の努めなり。前に述べたる如く夫既に精水を洩らせる時は之にて交合の終りなれば、その時男根をまだ抜き取らぬうち紙二、三枚を男根の根本に捲き静かに夫の抜くを待つべし。然る時は抜くと共に男根自ら拭はれ、我身も亦その全く抜け去ると同時に手早く其紙を以て陰門を塞ぎ、之に詰め込みて先ず精汁の流れ出づるを防ぎ、然る後に他の紙を取りておもむろに清掃すべし、斯かる些細の事にも知らざれば取り乱す事もあるなり。  されど舌でクリトリスや膣口などあちらこちら舐められ吸われるのは何となく悪いものではない。次第にお腹の中がむず痒くなり、言うに言えない快感がする。このようなことをする男はだいたい女を可愛がり大切にするものなので、セックスの時にも心を込めておもてなし将来に渡っての和合のみを願うべきものである。たとえ初夜のセックスと言えども後始末をするのは女の当然のつとめです。前に述べたように男既に射精すればセックスの終わりだから、その時陰茎をまだ抜き取らないうちにティッシュを2~3枚を根本に捲き静かに男の抜くのを待つ。こうすると抜くと共に陰茎も拭われ、自身もまたその抜け去ると同時に手早くその紙をもって膣口をふさぎ、これに詰め込み先ず精液の流れ出るのを防ぎ、こののち他のティッシュを取って落ち着いてきれいにする。このような些細なことも知らなければ取り乱すこともある。
  1. 辞書によると「女陰の中、すなわち膣」とある。文脈からして膣~子宮。ポルチオ性感はいかないだろがお腹の中とした方が解りやすいだろう。
 初夜の心得は右にして大体尽きたれど、凡そ新婚一年ばかりの間は何人も其の妻を最も可愛く珍しく思ふものなり。故に毎夜一度の交合を以て尚満足せず一夜に二度或は三度、加之しかのみならず昼日中にも亦之を求むることもあるものなり。斯かる時はその時と場合を問はず、快く笑顔を以てこれは従ふべしとは前に一般の心得として述べたる如くなるべし。更に又珍しきまゝに様々の仕方にて行はんことを求むとも、如何いかがなる業にても唯快く夫の欲するがまゝに従ふべし。まことに一生の禍福一家の和合は新婦の一年にて分るゝものと心得家内和合の基は実に閨房の裡に開かるゝと云う事夢にも忘るべからざるなり。唯身体にがいある時の心得に就ては後に又それを記すべし。   初夜の心得は以上にてだいたい尽きたが、おおよそ新婚一年ほどの間はどのうような人も自分の妻を最も可愛く新鮮に思うものです。ゆえに毎晩一度のセックスだけで満足できず一晩に2度あるいは3度、それにとどまらず昼ひなかにも求めることもあるもの。このような時はその時と場合を問わず、快く笑顔をもってこれに従うべきとは前の一般の心得として述べた通り。更にまた興味のままに色々な体位でしようと求められた時も従いなさい。じつに一生の幸不幸一家の調和は新婚の一年で分かれるものと心得家庭の調和の基礎は真に閨房のうちに開かれると言うこと夢にも忘れてはならない。ただし体に支障ある時の心得については後に又それを記する。
 全てのカップルに当て嵌まるとは言えない。昨今、男が淡泊になって来ているのか?ネットを見ているとどうも女性の方が積極的に思えてならない。嫌がられば努力もせずに外に求めるのか想像は尽きない。一つ言えることはタブーとして蓋をし話合うことが少ないのではと思う。色々と遊びがあり面倒なことをしたがらない。仕事も遊びも同じで手抜き仕事する人は遊びも手抜きをする。夫婦の間なら手抜きは亀裂を産むもの。
今も昔も事情は差ほど変わらないようだ。クンニが明治期にと?一瞬おもったが、医心方を良く読めば
同様のことが書かれている事に気づかされる。
キスにしても欧米の習慣だと思うのは間違いかも?挨拶としてのキスはそうなんだろうが
ディープキスとなれば古くから「口吸い」として書かれている。フェラチオは「口取り」と言った。

次は「男女同権の弁」。書かれた時を考えると?思うのですがどんなことが書かれているのか・・・

  
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女閨訓 男女同権の弁

家庭内の男女同権に付いての考え方が書かれています。明治維新により西洋の生活様式が音を立てて入って来たかと思うとそうでもない。書かれていることの逆を読めばその当時の家庭(夫婦)の中を垣間見る様な気がします。ここも手抜きをして元本だけにします。

++++++++++
男女同權の弁

  近頃新しき人の男女同權などと唄ふる事あり。其の人々にして心なくこの閨房を読むまば夫の求め欲する事は何時も唯々諾々(いいだくだく)として之に従ふべしとあるを見て或いは不満の心あるべし。之実に思はざるの甚だしきものなり。

  由来家庭の於ける男女同権などは我が日本の国体に叶はぬのなり。夫唄婦和(※夫唱婦随の誤りか?)掟は我国の美風として傅へらるゝ所なればなり。若し?(ここ)に家庭の内にも男女の同權を認むるものとせよ。されど神聖なる閨房の裡には及ぶ可らざるなり。

何となれば同權とは權利義務の男女均等にてあらん事なり。家事の方針一家の経済等の事に就きては妻亦充分その意見を述べ、その主張を云ふも宜(よろ)しからん。

然れども人間交合の道は実に本能の命ずる処、人情の疑る所にして權利義務なんど浅はかなるものに非ざるなり。夫にして妻を可愛しと思へばこそ之を妻に求むるなれ、然らずして唯々色欲の満足をのみ得んと思はヾ何ぞ必ずしも妻を煩はすの要あらんや。至る処に女ありて媚(こび)を呈して男を迎ふるに汲々(きゅうきゅう)たるものあるなり。

妻としても亦夫は我身を可愛しと思えばこそ求むるなれば感激してこれに従ふなり。閨房は実に權利義務の侵入を許さヾる別天地なるのみならず、一旦此処に交合の大道に従ふ時は主人の威厳もなく妻としての静淑(せいしゅく)もなく、唯男女渾然一体(こんぜんいったい)に抱合ひ溶合ひて自然のまゝに天賦の偸悦(ゆえつ)を賛美する所にあるなり。

  さらば家事の方針、一家の経済等の事に就いて夫婦意見を異にし夫に不快の念ありたりとするも、若しその夜妻より交合の事求め見を粉にしても夫を楽しましむるの誠を腰の仂(はたら)きを示さば昼の不快は、たちどころに消去りて再び和合の基を開くべし。

  之に反して夫婦如何ほど理性の一致を見るとも、一夜夫より之を求むるも妻快く受けず、仮令従ふとも誠の情を尽さヾれば、夫の心や果して如何なるべき。古より「食物の怨みと色の怨みは生涯忘れず」と云ふ諺あり。家庭の不和実に之より生じ、夫は遂ひに他の女に心惹かるゝに至り一家の破綻は真に此の事に因って起るものなり。家庭既に破れなば何の同權かあらんや。云う者深く心すべき事にこそ。

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さて次は「種々な方法に就いての心得」です。心得でこれ?心得の意味は広かったのですね。どうも「心構え」と理解していたのは勉強不足でした。剣の心得があるとも言います。さしずめ閨房の心得になり4つの方法が書かれています。1つづ見て行くことにして次は本間(四十八手では本手)です。

  
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