オーガズムを感じ易い女性は

昨日に引続き『双子の遺伝子』から引用することに！

クリトリは（ここでは陰核亀頭）男のペニス（陰茎）に比べその大きさは5mm～35mm
大きなものは小さなペニスほどまで千差万別。

遺伝の見地から男のサイズは大きすぎれば入れられず小さければ笑われる？
平均的なサイズを逸脱すれば子孫を残せずに消滅する。
しかし、女性のクリトリスの大きさは影響しない。

研究者達が調べた結果、クリトリスは個人差が大きく、膣の深さや陰茎の長さの
３倍のバラツキがあり進化がもたらした偶然の産物と見られている。

奇妙なのは、性器に繋がる脳領域にクリトリス専用の領域があって、脳や情緒、行動に
大きな影響力を持っているのは奇妙。

オーガズムと解剖学的要因は膣口と肛門との距離が2.5ｃm以下の女性は
セックス時にオーガズムを得やすいという研究結果が1924年にA･E･ナルジャによって公表された。

これを再検証すると、距離とオーガズムを得る能力に相関関係が見られた。
この距離は遺伝より胎児が母胎で浴びる女性ホルモン（エストロゲン）の量が比較的多いことで
距離を短く変化させている。

性格とオーガズムについて調べると、脅迫的行動、過度の潔癖症、不安、感情知性の低さといった
特質を持つ女性はオーガズムの達しにくいことが研究から判明した。
ここの感情知性とは、他者に共感し、自分の感情を正しく読取る能力のこと。

著者はオーガズムのメカニズムは複雑でクリトリスで得られるものでもない。
また、Gスポットはないとの立場をとり、膣ごしにクリトリスが刺激されているのでは書いている。

私の知識では、退化していない前立腺を持つ女性が居てその場所はGスポットと
一致している。膣壁に敏感な組織はないと言う著者の意見には賛成する。
しかし、膣越しにクリトリスが刺激される感じるはどうも納得しない。

性格によりオーガズムを得られないはその通りではないだろうか？
脳の働きを阻害するのはやはり理性など性格なんだと思う。