張形 - 愛のいとなみ

張形

敢て言うなら、昨日は本物の話で今日は偽物の話。
いろの辞典に用途が書かれていた。何を今さら・・・
>>１．信仰用、２．破瓜用、３．医術用、４．自慰用、５．避妊用、６．催情用など。

４や５が主目的じゃないの～ぉ・・・。
書出しを読むと、～前略～世界中どこでもみられる。とあり、日本国内だけに限定していないかなのか？

１の信仰は儀式用なのか？それとも道祖神の様なものを言うのか？
２は偽物を使って破瓜と言えるのか疑問に感じる。本人がそう思えば破瓜なのか知れないが。。
３は実際に治療に使われる器具がある。昨日は入らないマラなどないと書いた。
人の体は工業製品と違い決ったサイズなどないから、時として治療で拡張を行うこともある。

そもそも張形てなに？説明もせずに書出してしまった。
こけしと言ったりディルドと言えば判るかなぁ？電動ではなく動かないもの。
張形を取上げた、菱川師宣の「床の置物」に登場するこれ。

これぞ笑い本の真骨頂ではないか？
場所は宮中または大名の奥座敷、よほど男に困って居るようで
自分の足程の太さのものを欲しがっている。・・・

女性作家がこの張形を取上げ、数冊の著作物がある。
一冊買って読んだがこの著者は何を勘違いしているのか？
私の考える春画の本質と会い受入れない解釈をしている。

描かれている絵や書かれている内容をストレートに解釈し、賞賛までしている。
敢て言うなら「おとなの玩具のせーレスレディー」とでも言える。
春本は「笑本」とも言われることの意味を考えたことがあるのだろうか？

酷評してしまったが呆れかえり半分も読まない内に、掲載された春画は資料価値があるだけ。
終りまで読めば違うのかもしれないが・・・最初からオットトト！の連続なので変りはしないのでは？
ユーモアを解さない真っ直ぐな研究者なんでしょう。