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婚礼秘事袋(その5)

55回目ですが絵を見ながら読み進めると-本文と一致しない春画が散見されます。
パロディで書かれた艶本(えほん)だと言うがそうなんですね!

全部の絵を見やすく綺麗に修正していると時間ばかりかかるので本文に関係の
ないものは省略して行きます。

では続きを始めます。

○床とりの仕方
 本式は北枕で行います。北は陰にして閨中淫を司るという例也。
 長枕がもっとも良い。

 「床取り」は墓穴を掘る役目の人か墓穴を言う様です。
 破瓜と墓を掛けたのか?
 北枕や墓と一寸怖さを感じて仕舞う。
 パロディなのでブラック・ジョークなのか?

○床盃のこと。
  床盃

 待ち女郎、嫁を床に誘い込み、さけの縁によりひよみの酉を使い、酌人と文字かはりし也。

 「待ち女郎」は婚礼において戸口で待機し花嫁を導き世話をする女性のことです。
 女郎(遊女)ではありません。
 「日読みの酉」は酒の隠語の様です。「さけ」と「さけ」をかけた駄洒落なのかも?

○開わたしの事
 これは俗似言う、ゑんこうわたしのこと。口々のみだれを終えて、それより下の口に
 かかる。指先にてサネの下よりそろそろとこそぐりかけ、次第に玉門の奥をくぢり
 良く潤ったきざしになった時、嫁の手を取って、懐より刺し込ませ一物をいらはす也
 これを手かきと言う。しかし、誤って手がけと言う。

 解説は「チチラチオ」の事とある。チチラチオとは、女陰を指などで愛撫すること。
 又はオナニー。
 「ゑんこう」調べると猿猴(えんこう)が見つかった。だれかれ構わずにいたるところから
 手が出て来ることから、女にイタズラをする男の意味がある。文脈から見てどうも合わない!
 「いらはす也」意味が分からないので原文のままにしました。全文から推量して「いじらせる」
 ではないでしょうか?
 
 次の絵はこの辺りに当たると思うが中央になる「床入のようす」と本文が合わない。
 修正に苦労したのでアップして起きます。左の二人が何をしているのか?股間の下の
 壺のような器は何?書かれている文章が読めればわかるのでしょう?

  床入

これも相応しいところがないので・・・
  床事1


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