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婚礼秘事袋(その2)

婚礼秘事袋の2回目は事前準備です。長いので半分にします。

風呂S

○好色本として用意する草子類
 
一、婚礼秘事袋

一、女大楽宝開

一、艶道重宝記

一、女令川趣文

一、姫始百人一首
 
全3冊

大本1冊

横本1冊

大本1冊

極彩色1巻
 


女大学の注釈本、『女大学宝箱』をもじったもの。
因みに「開」はボボの意味もある。
艶道日夜重宝記の誤りか?
秘具・秘薬・秘伝が書かれている。
『女今川教文』をもじったもの。

秘曲十二番と書かれたものもある。何れにしても
ネットの検索で見つけることが出来ない。

好色草子
 草子は本やノートのこと。解説を読むと内容は絵双紙または艶本で間違いない。
 前回の色道のしつけ方にあるように、絵解きで夫婦生活を教えようとしているのか?
 本来はどうだったのだろう。

○婿の陰茎のサイズを聞きマラ袋を作る。
 婚礼の日取が決る前に媒酌人を招いて婿殿のサイズを詳しく聞き出し、
 繻子か(しゅす:サテン)綸子の(りんず:繻子織の裏組織で模様を織り出した絹織物)
 布で筒守に被せる様な袋を、ふとみ、丸みのサイズに合わせ作り婿のサイズと同じ
 張形を填めて用意しなさい。

  マラ袋

 根本には結び紐を付けて結び、先端はこはぜ掛けに(足袋の踵で止める金具の事)
 します。これは、輿入れで玄関から乗り物で上がる時、嫁が乗り物の中から差し出し
 介添えの女へ差し出す。
 介添えは待女郎へ、待女郎は婿に渡す。受け取った婿は部屋の衣掛けの端に掛けて
 置く。これは、閨中のマラ袋と言って交合の後に婿の息子に風邪をひかさない様に
 暫く着させておくものです。
 こはぜ掛けの部分は、用を足すときに外して使うためのもの。

思わず笑ってしまいました。歳なのかぁ~ 一戦交えたら萎えてしまいます。
袋を被せるなど難儀では?嫁の心得として、大切にしないさいと言う教えなのか?
実用性よりもサイズを知ることが大切だった様にも思ってします。

乗り物は駕籠だと思います。乗り物に乗って嫁ぐとなると一般庶民では無かった様に思います。
一種の憧れも込めているのではないだろうか?

関連ページ
 女閨訓 色々な方法についての心得 本間
 鴛鴦閨房秘考 Top

  その1 その1    その3 その3

  
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