愛のいとなみ

何度か取上げて来た上付きと下付き！古くは素女経や沖和子などの古典にも書かれていると言う。
※中国の性愛術 (新潮選書)土屋 英明著

時代は下り江戸時代になると上品や下品といったランク付けの言葉は見かける。
しかし、膣口の位置に付いて書かれたものを見た記憶がない。

そこに突如として現れのが「おさめかまいじょ」、四国は松山の道後温泉にあった湯屋「京かま」のおさに
代々伝わったとされる書(一種のマニュアル）に新入りの遊女を見分ける方法として「上付き・下付き」が
登場する。

これが世に出たのは持主の私費出版されたとかされないとか？
出版物としては昭和５８年に「おさめかまいじょう－娼妓指導秘事伝書」（『書物と人』の第１冊所収）の増訂本。
ここには具体的な方法が書かれている。これが現代言われるルーツかと思った。

ここで奇妙に思うのは、昭和５８年（１９８３年）まで出版されなかったのか？以前にも私費出版されているなら
愛好家など複数の人の間では知られた存在だったのではないだおうか？
あの「高橋鐵」の本にも取上げられていないのは（私の勉強不足か？）

おさめかまいじょうの書影は言葉での説明はあるが写真がない。通常なら古い証明にある筈なのにない。

疑問を解く鍵はは「上付き・下付き」の定義がしっかり書かれている。
これが事実なら同時代の同業者間では常識的なことだと思うが他に文献を見つけることが出来ない。（ネット検索）

ならばと上付き・下付きで調べたら、フランスの初期の性科学者、A・E・ナルジャニ博士は１９２４年に、
>>「膣口と肛門の距離が２．５センチ以下の女性はオーガズムを得やすい語った」と書かれた本※を見つけた。
調べた女性のデータでは１．５ｃｍ～４．５ｃｍ。（調査人数、体の大きさ、人種など詳細は不明）
※『双子の遺伝子』 ティム・スペクター著 野中香方子 訳

引用箇所の続きを書くと
>>研究のデータを再分析したところ、その距離の短さと、挿入のみでオーガズムを得る能力には、明らかな相関がみられた。

この短いを「下付き」と言換えることも可能だろう。
閨房書は抜きにして、世の中に知られたとすればこちらの方が古いのでは？

冒頭に書いた素女経などの原書がどの様にかかれているか？土屋氏の著作本も有るはずなのに
本の山から見つけられない（＾＾；；

答えは見つかっていないが、「おさめかまいじょう」なる本は昭和に入ってからの創作ものの
疑いを深めている。創作であっても「上付き・下付き」の見極め方は面白い。
問題は取らせる姿勢での変化はないのかや覗く人の目線の高さが具体的に書かれていない。



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ここのテーマに合わないものを取上げて見た。
発端は昨日取上げた「おさめかまいじょう」の後半に、体位と言うか性交の方法が書かれている。

その一つに男が大きく入れられない時はどう対応するかが書かれたものを見つけた。
常識で言えばあり得ない話。そこで思い出したのがAV男優の一物の大きさ。
見た印象なので正確性は余りない。

ただ、フェラチオの場面で女優が握り締めた時、女優の手が一つの尺度になる。
殆どが片手で握り締めている訳だが手に入りきらない部分がやけに長く感じる男優が少なくない。

色々なところで陰茎サイズ（亀頭を含めた全長）が公表されている。
日本人の平均の長さは短い方で１２ｃｍ代～長くて１４ｃｍ代。
自分の手で物を握った時、手がしめる長さは９ｃｍほどだ。これに亀頭部分（約３ｃｍ）が来るわけだ。

女性は手が小さいとは言え握った時の長さが４～５ｃｍと言うことはないだろう。
特に私の手は小さい方なので７～８と言ったところではないだろうか？

男優で大きい（長い）と思う場合、両手で繋ぎ足しても陰茎全体を覆えないのではと思える
ケースがある。女性の手を７ｃｍと仮定した場合、７×２＋３α＝１７ｃｍα　長い男は１８ｃｍ以上ある
あるそうだから、長いけど特別ではないんでしょう！特別といえば２５ｃｍはあるものを見たと言うも証言もある。

長さは全て入るものではないし無理なら止めれば良いから、問題は直径。
市販されている極太バイブの直径を見ると５ｃｍが多い。

素朴な疑問として入るのか？買う人が居るのは、入れられるからに他ならない。
公表されている数値（太い亀頭部分）は３～４ｃｍ強多い様だ。
５ｃｍを越える持主は少ないが皆無ではない。

話が飛躍するけど、出産を考えれば、どんなデカマラでも赤ん坊に比べれば半分もないだろう。
大きくても、痛みを伴うだけで入れられいではプロ根性はどこいったのやら！

やっても入らない巨根なら頭を下げて引取って貰えばいいのではないか？
本には口淫（フェラチオ）をしろと書かれている。フェラチオをさせる為の口実なのか？
巴取り（６９）は古くから春画の題材に多く取上げられている。
口淫もかなり知られていたと思うのだが・・・

純粋に巨根の持主が来たらこうしなさいとう指導の手引なのか？
昨日も書いたが、近世の人の創作だから、内情を判らずさもある様な事として書いたのではと疑う。



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