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男女からだの名前 【か行】


か行  ※随時更新中 2018/9/9 Update

名称ふりがな(原語)分類出典備考(意味)
漢字異名女万-P245女陰。「窩」にはあなやくぼみの意味がある。【用】宝窩『春風帖』に美化した例がある。
かい漢字異名女万-P245女陰。江戸時代は「玉門」並びよく使われ「ぼぼ」と訓読みされる。
    【用】『頓医抄』巻四五(鎌倉時代)
    物ヲ隔テ男女ノ心ヲカヨワカス術法
 男ノ頓死ノ陰ヲ取テ干シ堅ムベシ。又、女ノ頓死ノ開ノ中ナルヒナサキヲ取テ干シ堅メテ二種ヲ、
 錦ノ袋ニ入テ我手ノ両方ヲ合テ中ニ把テ持ツベシ。男女ノ心カヨウ秘法也
かい貝系いろ-P161女陰の代名詞(開から)
外陰がいいん漢字異名女万-P247女陰。男にも使うが敢て内外を分けるのは女の場合が多い。
開帳かいちょう神仏系いろ-P292女陰/性交(御開帳)
開閇かいひん漢字異名女万-P249女陰。辞書によれば「閇は閉俗字(玉篇)」、閉は男根の意味あり『倭名類』開閇は男女の性器を現す説があるが用例からは女陰に限られる。
カウパー腺かうぱーせん
花宮かきゅう漢字異名女万-P249女陰。【用】女子の私処には異名が多い。私とか~中略~とか花宮などがある。「思無邪小記・抄録」(『近世庶民文化』)
陰穴かくしあな穴系いろ-P169女陰
隠し所かくしどころ隠す系いろ-P169女陰/陰部
陰りのある谷かげりのあるたに谷間系いろの辞典
傘袋かさぶくろ袋系いろ-P173女陰
貸元かしもとその他いろ-P175女陰
柏餅かしわもちいろ-P175女陰
花唇かしんいろ-P175陰唇/女陰
花心かしんいろ-P175陰核/子宮/女陰
花芯かしんいろの辞典陰核
かに動物系いろ-P181女陰
かまいろの辞典肛門
蝦蟇がま動物系いろ-P183女陰
ガマ口がまぐち袋系いろ-P184女陰(金を入れる洒落)
からす貝からすかい女陰万考4
烏貝からすかい貝系いろ-P186毛深い女の女陰
空割からわれ割れ目系いろの辞典
土器かわらけ無毛系いろ-P189無毛の女陰
歓器かんき器系いろ-P191女陰
かんこかんこ方言[北海道]いろの辞典
観音様かんのんさま神仏系いろの辞典
甘露台かんろだい上品系いろの辞典
漢字異名女万-P249女陰。男根を受け入れる器から、「器」が使われる。但し、単独ではなく「名器」が妙陰*の意で良く使われる。【注】女陰万考では「妙開」と書かれているが他に用例見当らず。色道禁秘抄には妙陰が使われているに置換えた。
キーガーきーがー俗語いろの辞典芸能界の隠語
機器きき道具系いろ-P198女陰
菊座きくざいろ-P199男色/肛門
きつねいろ-P209膣口の狭い女陰
吉品きっぴん上品系いろの辞典
宮殿きゅうでん殿堂系いろの辞典
丘阜きゅうふ丘・山系いろの辞典
玉陰ぎょくいん漢字異名女万-P249女陰。「陰」+美称の「玉」。
玉茎ぎょくけい漢字異名女万-P251陰茎。【用】玉門は玉茎の対語『和漢三才図解』。江戸艶本でよく使われている。訓読みで「たまぐき」も多々ある。
玉穴ぎょくけつ穴系いろ-P227女陰/膣口
玉戸ぎょくこ漢字異名女万-P249女陰。「戸」に美称の「玉」をつけたもの。【用】勁 kyu.pngけいきゅう(ツヨキヘノコ)煖頸だんけい(アタタカナルクビ)玉戸ぎょくこ(ボボ)ニ塡塞てんさいス。『大東閨語』(天明五)
玉孔ぎょくこう漢字異名女万-P249女陰/膣口
局所きょくしょ漢字異名女万-P249陰部。局所参照
玉心ぎょくしんいろ-P227女陰
玉水ぎょくすい愛液いろ-P009愛液
玉舌ぎょくぜついろ-P209陰核
玉池ぎょくち漢字異名女万-P249女陰。愛液で満ちた女陰に「池」になずらえ、+美称の「玉」。
玉壺ぎょくつぼ入れ物系いろの辞典
玉洞ぎょくどう漢字異名女万-P249女陰。女陰を隠喩する「洞」+、美称の「玉」。
玉の御門ぎょくのごもん門戸系いろの辞典
玉屄ぎょくひ漢字異名女万-P250女陰。女陰名の「屄」+美称の「玉」。【用】陽物の筋太く亀稜かり高く熱気焰々たるを玉屄おんつびに突懸参らせ-『平太后快話』(天明頃)
玉牝ぎょくひん漢字異名女万-P250女陰。女陰名の「牝」+美称の「玉」。【用】巨腕(太い腕)、玉牝を模索す。女、驚慌きょうこうし。繊手せんしゅ(かぼそい手)弾指*し(非難警告)、大いに叫喚す(大声でさけぶ)【注】本は弾揮と書かれている。しかし、ネット検索で見当らず同義の弾指に替えた。
局部きょくぶ漢字異名女万-P250人体の場合には陰部を言うことが多く「陰部」と同様に使われる。裁判の鑑定書んどにこの語を良く見る。
玉門ぎょくもん/ぼぼ/つび漢字異名女万-P250女陰。女陰の意味のある「門」+美称の「玉」。字のままで言えば美しい門の意味になる。女陰の代表的な名称として古来より用いられている。
【用】 房内経ニ云う、玉門ハ女陰の名也-『倭名類聚抄』
    玉門のしまりも鈴の口で明き-『川柳』【注】鈴の口は鈴口=亀頭の尿道口が交わる部分の割れ目が鈴の割れ目(鈴口)に似ている。
玉理ぎょくりいろの辞典陰核
亀裂きれつ割れ目系いろ-P233女陰の割れ目
金魚きんぎょ動物系いろ-P233月経
巾着きんちゃく袋系いろ-P238良く締まる名器/上品【用】『色道禁秘抄』 第十一回~前略~。巾着きんちゃくの、蛸のと称す陰戸、上品じょうぼんにて、血気充満して中肉多きによってなり。饅頭は奇とするに足らず、いまだ産まざる肥満家は皆然り。産すれば饅頭も焼餅となる。~後略~。広陰を参照
くさむらくさむら毛系いろ-P243陰毛
くつ毛系いろ-P246女陰(欧米の隠語)
クッションくっしょん敷物系いろの辞典
クボくぼ漢字異名女万-P245女陰。【用】女子の陰部。ホト。ツビ。クボ。シナタリクボ。ヒナト。カイヒン。ソソ。ヘヘ。玉門。朱門。女根。ー『大言海』
くぼくぼ方言[北海道]いろの辞典
くぼ窪,陰,苦本,凹古語いろ-P249女陰
くま動物系いろ-P249陰毛が濃い女性又はその女陰
暗闇くらやみ穴蔵系いろ-P252女陰
クリちゃんくりちゃん俗語いろ-P254陰核
クリットくりっと俗語いろ-P254陰核
くるま乗り物系いろの辞典
渓谷けいこく谷間系いろの辞典
毛巾着けきんちゃく毛系いろ-P266女陰/性交
毛靴けぐつ毛系いろ-P267女陰(俗語)
毛鞘けざや毛系いろの辞典表の意味、尻鞘の異称
毛雪駄けせった毛系いろ-P269女陰(足の指を使ったペッテングの意)
毛殿堂けでんどう毛系いろの辞典
毛風呂けぶろ風呂系いろ-P272女陰
毛豆けまめ毛系いろの辞典
毛饅頭けまんじゅういろ-P273女陰
毛桃けもも毛系いろ-P273女陰
漢字異名女万-P251女陰。「戸」はものの出入口です。陰茎の出入する女陰の「戸」。
恋口こいくち口系いろの辞典
濃茶こいちゃ隠語いろ-P278濃厚で素晴しい娼婦/女陰
恋の液こいのえき隠語いろ-P279精液
鯉の口こいのくちラテン語いろ-P279子宮口
広陰こういんいろ-P280女陰。【用】『色道禁秘抄』 第十一回~前略~答えて曰く。皆あり。廣狭上下ひろせまうえしたは言わずとも知れたり。関木かんぬきは上辺、横骨すり下がりあるなり。(これを御するには背後うしろよりおかすべし、正法を行えば茎背まらのせ痛し)茄子は和漢同名にて、産せし時、児頭にて淫肉をすり破り、外へ飜出ほんしゅつして乾枯かんこしたるを形を以て名づくるなり。陰冷しみずは多病な女にて下部陽気少きゆえ、妊娠せぬなり。巾着きんちゃくの、蛸のと称す陰戸、上品じょうぼんにて、血気充満して中肉多きによってなり。饅頭は奇とするに足らず、いまだ産まざる肥満家は皆然り。産すれば饅頭も焼餅となる。前垂まえだれの吟味は、昔、金をたたいてくわしくしたり。すなわち包茎同様にて陰門下辺を除き、外三方の肉皮ひだ長うして淫肉を覆いたるなり。また長挺孔ながさねあり、これも前垂と同様に、上辺より陰戸を半分覆うゆえ、世俗兎角とかく事を委しくぜずして、前垂を長挺孔にする多けれど元来二種なり。
紅芽こうがいろ-P281陰核
匂開こうかい臭い系いろの辞典
睾丸こうがん一般用語いろ-P281睾丸
硬起こうきいろ-P282勃起
後交連こうこうれんいろ-P283小陰唇の下端部、日本女性は左右がくっついていることが多い。
豪根ごうこんいろ-P283巨根
公衆トイレこうしゅうといれ淫乱系いろ-P284淫乱女のもの
公衆便所こうしゅうべんじょ淫乱系いろ-P284淫乱女のもの
硬嬢膜こうじょうまくいろ-P28530歳以上になり硬化した処女膜
洪水こうずいいろ-P287女陰に愛液が溢れること。
紅舌こうぜついろ-P287陰核
構造不況こうぞうふきょう現代隠語いろ-P287性交が激し過ぎ膣に締りがなくなること。
紅潮こうちょういろ-P288月経
後底こうていいろ-P288后妃、後宮/臀部又は肛門
後庭華こうていかいろ-P288臀部又は肛門
河野さんこうのさん現代隠語いろ-P290女陰。イタリア語のコーノ(女陰)をもじったもの。
後門こうもんいろ-P290男色/肛門
紅門こうもん漢字異名女万-251女陰。【用】三人ノ秀才、妓家おやまやニ行テ酒宴さかもりヲナス。一人曰「汝、何ノ経に通ジタルヤ」。答テ曰く「書経ニ通ジタリ」。~中略~妓ニ戯レ「汝ハ何ノ経ニ通ジタリヤ」ト問ウ。妓答テ曰「妾ハ月経ニ通ゼリ」。衆皆大ニ笑ウ。妓ノ曰「列位れつい相公、笑ウコトヲ休ヨ、何レノ秀才モ皆紅門中ヨリいで来ル」-『笑林広記抄』
小御堂こおどう丘・山系いろの辞典
コーノこーのイタリア語いろ-P292女陰
故郷こきょう隠語いろ-P293女陰
黒勢こくせいいろ-P294黒々とした陰茎
戸口こぐち口系いろの辞典
穀道こくどういろ-P295肛門
黒板こくばんいろ-P295使い込んで黒みのある陰茎
心の水こころのみず古語(江戸)いろ-P296愛液
心の水こころのみず愛液いろ-P009愛液
聖水こころのみず古語(江戸)いろ-P296愛液
精水こころのみず/きずみ古語(江戸)いろ-P296愛液
五寸ごすんいろ-P301陰茎の長さ/陰茎の代名詞
小僧こぞう隠語いろ-P302陰茎
滑液こつえき愛液いろ-P009愛液
コック長こっくちょう現代隠語いろ-P306陰茎の長い男
子壺こつぼ隠語いろ-P306子宮又は子宮と膣を含めた呼名
御殿門ごてんもん門戸系いろの辞典
御内陣ごないじんいろ-P307女陰
捏ね棒こねぼういろ-P307陰茎
五百円棒ごひゃくえんぼう隠語いろ-P308最も太く長い陰茎(コインを50枚に巻いた棒のたとえ)
小袋こぶくろいろ-P309子宮
牛蒡ごぼういろ-P309陰茎(貧弱なものの意)
小坊主こぼうずいろ-P309陰核
牛蒡の切り口ごぼうのきりくちいろ-P309肛門
ごぼごぼごぼごぼいろ-P309愛液又は溢れ出る様の擬声化した表現
小前こまえいろ-P309極上の女陰
子持鮭の切口こもしゃけのきりくちいろ-P311女陰、鮭の胴斬りの断面が女陰に見えることから。
娯楽室ごらくしつ現代隠語いろ-P313
古里こり故郷系いろの辞典
強張りこわばりいろ-P314陰茎(勃起した状態)
コンセこんせスペインの隠語いろ-P315女陰
コンセントこんせんと俗語いろの辞典
根転こんてん甲子夜話(江戸)いろ-P316女性器から男性器に変じた


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